7月のスキンケアはどうする？基本の予防方法や肌トラブル別の対策を解説！
「7月のスキンケアはいつもと同じだとダメなの？」「肌トラブルを避けるには、どのようなケアをするべき？」と気になる方も多いですよね。そこで今回は、肌がダメージを受けやすい7月のスキンケアについて紹介します。基本の予防方法と対策で、7月の肌を守っていきましょう。
7月の肌には特別なスキンケアが必要？
7月は肌にとって厳しい季節となるため、特別なスキンケアが必要になります。特に注意しておきたいのが、肌トラブルの原因の一つとなる紫外線の強さです。7月は紫外線の強さがピークとなるため、念入りなケアを行う必要があります（*1）。
また、紫外線以外にも暑さや湿気、エアコンによる乾燥といった、肌にダメージを与える環境が多いです。そのため、スキンケアの内容や有無が、7月の肌に影響することも少なくありませんよ。季節に合ったケアで、肌トラブルの予防や対策をしましょう。
（*1）は、気象庁「日最大UVインデックス（解析値）の月別累年平均値グラフ」より参照しました。
7月のスキンケアに影響される肌の悩みとは？
7月によく見られる肌の悩みは、大きく4種類に分かれます。間違ったお手入れやケア不足で現れる、それぞれの肌の悩みとスキンケアの影響について詳しく解説してきます。
日焼けやシミ・そばかす
7月になると、紫外線ダメージによる肌の悩みが増えてきます。7月の紫外線は1年の中で最も強いため、UVケアを怠るとあっという間に日焼けで肌のメラニン色素が増え、シミやそばかすだらけになってしまうのです。
そのため、7月は外出前のUVケアはもちろん、外出後の美白ケアも必要ですよ。シミやそばかすを防ぐために意識しておきましょう。
肌の弾力やハリ不足
肌の弾力やハリ不足も、7月に見られやすい悩みです。紫外線のダメージによって弾力が失われたり、エアコンによる乾燥でシワができやすくなったりします。
そのため、UVケアだけでなく肌の保湿力をキープするためのスキンケアも必要です。また、間違ったお手入れやケア不足で肌の乾燥を招くと、余計に弾力やハリが失われやすくなるので注意しましょう。
肌のザラつきやゴワつき
7月は、肌のザラつきやゴワつきの悩みも多くなります。肌のザラつきやゴワつきは、ターンオーバーが乱れて古い角質が残ることで起こります。
ターンオーバーが乱れる主な原因は、紫外線や汗などによる刺激、エアコン、冷たい食べ物の摂りすぎによる冷えなどです。洗顔のしすぎや肌の擦りすぎといった刺激も影響しますよ。紫外線が多く暑さも厳しくなる7月は、古い角質を排除するためのケアも意識しましょう。
汗によるテカリやベタつき
7月の暑さは、テカリやベタつきといった悩みも招きます。暑さで流れる汗や皮脂は、テカリやベタつきの原因になるので、気をつけてケアしましょう。
特に、洗顔では注意が必要です。汗と皮脂を落とそうと頑張りすぎると逆効果になる可能性があります。正しい洗顔や保湿ケアなどで対策してください。
以下の記事では、皮脂の分泌を抑える食べ物や食生活を紹介しています。肌の脂が気になる方は食生活を改善すると治るケースもあるので、ぜひチェックしてみてください！
7月の肌を守る｜肌トラブルの基本の予防方法
7月の肌トラブルを避けたい場合、基本の予防方法を忘れないようにしましょう。ここからは、紫外線ダメージや乾燥から肌を守り、シミや弾力不足といった悩みを遠ざける方法を紹介します。
UVカットで守る
7月の肌トラブルを予防する基本となるのが、UVカットです。日中の日差しから肌を守るために、外出前は日焼け止めを塗ることを忘れないでください。メイクアイテムもUVカット機能があるものを使うと良いでしょう。
また、日傘やUVカットの衣類などで、紫外線ダメージを予防することも大切です。特に、目から入る紫外線はUVカット加工のサングラスで防ぎましょう。7月の強い紫外線が目から入っても、肌のメラニン色素は増えてシミやそばかすの原因になります。
丁寧な洗顔で守る
丁寧な洗顔は、肌の乾燥やターンオーバーの乱れを予防する基本となるスキンケア方法です。間違った洗顔では、弾力不足やゴワつきといった肌トラブルがひどくなる恐れがあるので、7月は特に気をつけてください。
1日の洗顔の目安は、朝晩の2回です。いくら丁寧な洗顔でも、洗いすぎは肌の刺激になってトラブルを招く可能性があります。朝はメイク前の洗顔で、夜のうちに流れた汗や皮脂を落とします。夜は、メイクをクレンジングで落としてから丁寧に洗顔しましょう。
- 手をキレイに洗ってから、30～34℃のぬるま湯で顔を濡らします。
- 洗顔料をしっかり泡立てて、きめ細やかな泡を作ります。
- 泡をクッションにして、汚れを吸着させるよう洗います。
- すすぎ残しに気をつけながら、ぬるま湯で泡をしっかり流します。
- 清潔なタオルで、押さえるように水気を拭き取れば完了です。
基本となる7月の洗顔
十分な保湿で守る
丁寧な洗顔が終わったら、すぐに保湿して肌トラブルを予防しましょう。十分な保湿も、肌の弾力不足やゴワつき、テカリといった7月の肌トラブルを予防する基本のスキンケアになります。化粧水だけで簡単に済ませず、美容液や乳液も使って念入りに保湿しましょう。
- 洗顔後に水気を拭き取ったら、すぐに化粧水をつけます。
- 化粧水を手のひら全体に広げ、肌に馴染ませるように浸透させます。
- 美容液も、化粧水と同じように馴染ませるように塗りましょう。
- 仕上げに、乳液またはクリームで水分が逃げないようフタをします。
基本となる7月の保湿
7月の肌を守る｜肌トラブル別の対策方法
7月の肌は、トラブル別の対策方法で守ることも必要です。基本の予防方法を実践しつつ、7月ならではのプラスアルファのスキンケアを取り入れていきましょう。
シミ・そばかすには美白ケア
7月は、シミ・そばかす対策となる美白ケアを取り入れるようにしましょう。基本のUVケアをしていても、紫外線によるダメージを完全に防ぐことは難しいです。
7月の美白ケアは、化粧水や美容液、乳液などでプラスできます。美白成分が配合されたものを選び、保湿と一緒に美白ケアもできるようにすると良いでしょう。
- アルブチン
- トラネキサム酸
- ビタミンC誘導体
- コウジ酸
- ナイアシンアミドなど
代表的な美白成分
以下の記事では、美白になるためにおすすめなスキンケア方法や習慣を紹介しています。また、食べ物でも美白に効果のあるものを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください！
弾力やハリ不足にはスペシャル保湿ケア
7月の弾力やハリ不足に悩んでいる方は、スペシャル保湿ケアでの対策も意識しましょう。基本の保湿で保湿成分が配合されたスキンケアアイテムを使うほか、シートマスクで週1回のケアも試してみてください。
使用するシートマスクも保湿成分入りのものがおすすめです。説明書きをよくチェックして、使用方法を守りながらスペシャル保湿ケアをしましょう。
- ヒアルロン酸
- セラミド
- コラーゲンなど
代表的な保湿成分
肌のゴワつきには角質ケア
7月に肌のゴワつきが出てしまったときは、角質ケアで対策しましょう。丁寧な洗顔を進めつつ、古くなった角質を取り除くためのケアを取り入れると、ゴワつきも和らぐでしょう。
おすすめはクレイパックで、微細なクレイが古い角質をやさしく取り除いてくれる点がポイントです。丁寧な洗顔の後にクレイパックをして、十分な保湿を行うことで角質ケアができます。しかし、やりすぎは逆効果なので週に1回を目安に取り入れてください。
テカリやベタつきには生活習慣の改善
7月のテカリやベタつきには、基本の予防方法に加えて生活習慣を改善することも大切です。テカリやベタつきは、肌の水分不足で皮脂の分泌が多くなることが原因です。保湿ケアのほかに、こまめな水分補給で対策しましょう。
また、ベタベタした悪い汗もベタつきの原因になります。運動不足の方や、エアコンの効いた部屋に長時間いることが多い方は気をつけましょう。軽い運動やぬるめの半身浴の習慣を取り入れると、サラサラな汗に変化しやすくなるので、ベタつき対策として取り入れてみてください！
7月の肌を守る｜アイテムの使い方の注意点
7月のスキンケアでは、肌を守るためにアイテムの使い方にも注意する必要があります。特にUVケアの日焼け止めや、保湿ケアの化粧水には気をつけてください。肌に厳しい7月だからこそ、アイテムを適切に使い分けることが大切です。
日焼け止めはシーンに応じたものを
7月のUVケアに欠かせないアイテムである日焼け止めは、シーンに応じたものを選んで使ってください。日焼け止めは、PAの＋の数が多く、SPFの数値が高いほど紫外線の影響をカットします。
しかし、効果の高い日焼け止めを軽い外出で使うと、かえって肌に負担がかかってしまいます。また、炎天下のレジャーで値が低い日焼け止めを使うと、紫外線ダメージが大きくなる恐れがあります。7月の肌を守るために、シーンに合った値の日焼け止め使いましょう。
| PA＋、SPF10～20 | ちょっとした散歩や買い物 |
| PA＋＋＋、SPF30以上 | 屋外での軽いスポーツやレジャー |
| PA＋＋＋＋、SPF50以上 | マリンスポーツや炎天下でのレジャー |
日焼け止めはこまめに塗り直しを
7月の長時間の外出では、日焼け止めをこまめに塗り直すことも忘れないでください。日焼け止めのPAとSPFの値が高くなっても、持続時間まで伸びるわけではありません。どのような効果の日焼け止めであっても、2～3時間ごとに塗り直しましょう（*4）。
（*3）（*4）は、日本化粧品工業連合会「紫外線防止の基本」より参照しました。
以下の記事では、日焼け止めの効果と紫外線対策について紹介しています。正しい日焼け止めの選び方も解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください！
化粧水はアルコールフリーのものを
7月に使う化粧水は、アルコールフリーのものを選びましょう。アルコールが使用されている化粧水は、清涼感があるので7月や8月などの暑い季節に人気です。
しかし、アルコール使用の化粧水の清涼感は、肌表面での蒸発によるものです。アルコールが蒸発するとともに、肌の水分も奪ってしまうため、乾燥による肌トラブルを招く恐れがあります。7月の化粧水は、アルコールフリーで安心して保湿できるものを使ってください。
7月の肌はしっかりガードすることが大事
肌にとって厳しい環境が取り巻く7月は、スキンケアでしっかりとガードすることが大切です。基本の予防方法をしっかりこなすだけでも、紫外線や乾燥などの影響が抑えられますよ。
対策をしてもシミや弾力不足といった肌トラブルが起こってしまった場合は、それぞれに適した対策方法でカバーしましょう。スキンケアで紫外線をガードして、7月を乗り越えてください！
