• Home
  • >
  • HEALTH
  • >
  • 下半身が太るのは小麦粉が...
2023.02.22 HEALTH

下半身が太るのは小麦粉が原因?その理由と関係性を徹底解説!

下半身が太るのは、小麦粉が関係しているといわれています。パン好きで小麦粉をよく摂取する方は注意が必要ですよ。そこで今回は、小麦粉で下半身が太る原因を解説していきます。また、小麦好きの方のために下半身が太るのを防ぐ摂取方法もご紹介していきますよ!

小麦粉って太るの?

小麦粉が太るといわれる原因は含まれる栄養素にあります。小麦粉は炭水化物を多く含む食べ物です。炭水化物は糖質と食物繊維があり、糖質は身体を動かすためのエネルギー源として使われます。

しかし、糖質を過剰に摂取すると、消費されなかった分は中性脂肪として蓄積される可能性があるため注意が必要です。ここからは、小麦粉で下半身が太るといわれる原因を解説していきます。太る理由を理解して下半身太りにならないような対策をしましょう。

上記の情報は「厚生労働省 e-ヘルスネット・炭水化物/糖質」「文部科学省・日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より参照しました。

小麦粉で下半身が太る原因

①血糖値が上がりやすい

小麦粉は糖質を多く含んでいるため、血糖値が上がりやすいことから下半身が太る原因になるといわれています。糖質の割合が多いほど血糖値が上がりやすく、食後高血糖も免れないので注意が必要です。

食事の度に起こる食後高血糖は、体に支障をきたす可能性があるといわれています。下半身が太る原因は、むくみが食後高血糖の症状に含まれているためです。

上記の情報は「一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所・糖質」「厚生労働省 e-ヘルスネット・糖尿病性腎症」より参照しました。

②便秘を引き起こす

うつむく

小麦粉を毎日食べ続けると、便秘を引き起こすともいわれています。小麦粉のグルテンを構成するたんぱく質であるゾヌリンは、腸の細胞の間を開いて栄養素の吸収を良くする成分です。

しかし、小麦粉の継続摂取によりゾヌリンが大量に分泌されると、身体環境が乱れやすくなるといわれています。そのため、血流が悪くなり足がむくみやすくなるため、下半身が太る原因につながります。

上記の情報は「厚生労働省 e-ヘルスネット・腸内細菌と健康」「医療法人社団癒合会・ゾヌリン検査」より参照しました。

以下の記事では、便秘に効く食べ物を紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください!

③中毒性がある

小麦粉のグルテンは胃の中で中毒性のある成分に分解されるため、下半身が太る原因になると言われています。小麦粉を継続して摂取した場合、中毒性のある成分により小麦依存症になる可能性があるため注意が必要です。

小麦粉を大量に摂取すると、消費しきれずに残ったエネルギーが脂肪へと変化します。下半身が太る原因の一つとなってしまうため、小麦粉依存症の方は小麦粉を摂りすぎないようにしましょう。

上記の情報は「島根県立大学出雲キャンパス・グルテンフリー」より参照しました。

下半身が太るのを防ぐ小麦粉の摂取方法

①栄養バランスの整った食事にする

小麦粉を摂取する際は、栄養バランスの整った食事にするよう心掛けることで、下半身が太るのを防ぐ効果が期待できます。

小麦粉は炭水化物やたんぱく質、脂質などの三大栄養素と、ビタミンやミネラルなども含まれた食品です。しかし、小麦だけで1日に必要な栄養を補給するのは難しいため、野菜や果物を一緒に摂取する必要がありますよ。

特に、野菜や果物のビタミンやミネラルは、身体環境を整えて血流が良くなることを見込める成分です。下半身が太る原因と関係性が高いむくみを解消し、スッキリした足に導く効果も期待できますよ。

上記の情報は「わかさの秘密・ビタミン類」「わかさの秘密・ミネラル類」より参照しました。

以下の記事では、栄養バランスが整ったレシピを紹介しています。こちらの記事もぜひチェックしてみてください!

②食べる順番に気をつける

サラダ

ダイエットの時に小麦粉を摂取しながら下半身が太るのを防ぐためには、食べる順番も大切です。栄養素を摂取する順番に気をつけることによって、下半身に脂肪が蓄積しづらくなる効果が見込めます。

最初に野菜から食べると、食後血糖値の上昇を緩やかにして下半身が太るのを防いでくれます。次に、たんぱく質や脂質、最後に小麦粉を使用した料理を食べることで満腹感も得られます。食事の順番を気をつけることは、下半身だけでなく太りにくい身体づくりにも役立ちますよ。

③GI値の低い小麦食品を選ぶ

下半身が太るのを防ぐためには、GI値の低い小麦食品を選ぶこともおすすめです。GI値の低い食品は食後血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪の蓄積を防ぐことにも関係性が高いといわれています。

小麦粉と比較して、全粒粉や小麦ブラン、パスタはGI値の低い食品です。ビタミンやミネラル、食物繊維なども小麦粉より多く含まれているため、身体環境を整えて下半身が太るのを防ぐといわれていますよ。ダイエットの際は是非参考にしてみてください!

上記の情報は「独立行政法人農畜産業振興機構・肥満の予防と治療~食べ物との関係~」「山梨県厚生連・食品のGI値を活用し、健康な体をつくりましょう」より参照しました。

④温かいスープと一緒に食べる

スープ

小麦粉を摂取する際は、温かいスープと一緒に食べることも下半身が太るのを防ぐために良いといわれています。体温が1℃上がると代謝量は13%増加するとされ、基礎代謝が大きくなることにも関係していますよ。

上記の情報は「厚生労働省・V運動の基礎科学」より参照しました。

⑤朝に食べる

あさごはん

下半身が太るのを防ぐために、小麦粉を朝に食べるのも良いとされています。一般的に、栄養バランスの整った食事を摂取することで、体内時計をリセットする効果が期待できますよ。

特に、小麦粉のようなGI値が高く血糖値が上昇しやすい食品は、リセット作用を起こしやすいといわれています。リセットすることで食生活の乱れをなくし、健康な体作りに役立つポイントになりますよ。

さらに、身体のリズムアップが見込めるため、下半身が太るのを防ぐ効果も期待できます!

上記の情報は「日本調理科学会誌・時間栄養学と調理科学との融合」「厚生労働省・摂食のタイミング(時間栄養学)」より参照しました。

以下の記事では、低GI食品を紹介しています。こちらの記事も併せてチェックしておきましょう!

下半身が太るのを防ぐ小麦粉の食品

①低糖質パン

低糖質パンは通常の小麦粉のみで作られたパンよりも、下半身が太るのを防ぐ効果が期待できます。例えば、小麦ふすまを添加したパンは、一般的な食パンと比較して食物繊維が多いことが特徴です。

低糖質パンは、血糖値の上昇を緩やかにする効果だけでなく、身体環境を整えることにも関係性が高いです。お腹のどんより感の解消も見込めるため、一般的な食パンから低糖質パンに代えることは、小麦粉によって下半身が太る可能性を減らす方法の一つになりますよ。

上記の情報は「岐阜女子大学家政学部健康栄養学科・小麦ふすま多量添加食パンの摂取が女子学生の排便に及ぼす影響」より参照しました。

②全粒粉パン

全粒粉パンも、下半身が太るのを防ぐといわれる小麦食品です。全粒粉パンは一般的な食パンと比較して、血糖値が上昇するスピードを緩やかにするといわれています。

食パンに代えて全粒粉パンを摂取することは、身体環境が整って内臓脂肪の減少にも効果が期待できますよ。さらに、全粒粉パンによって、小麦粉よりも下半身が太る可能性が低くなりスッキリとした足に導くこともできます!

上記の情報は「日本調理科学会誌・小麦の健康機能性について」より参照しました。

③フランスパン

小麦粉で下半身が太るのを防ぐためには、フランスパンを献立に取り入れる方法も良いでしょう。フランスパンは、一般的な食パンよりも脂質の少ない小麦粉の食品です。脂質は体のエネルギー源として重要な栄養素ですが、多く摂りすぎると肥満につながるといわれています。

フランスパンに代えることで脂質を減らし、摂取エネルギーの量を抑えられるのがポイントですよ。さらに、下半身が太るのを防ぐだけでなく、全身のダイエットにも嬉しい効果がありますよ。

また、フランスパンは噛みごたえがあって咀嚼回数を増やせるため、肥満の原因とされる早食いを防止して少量でも満腹感を得られます。柔らかいパンの代わりにフランスパンを食べることで、下半身が太る原因を防ぐことが期待できます。

上記の情報は「厚生労働省 e-ヘルスネット・脂肪/脂質」「農林水産省・よく噛んで、食べ過ぎを防ごう」より参照しました。

④ベーグル

ベーグルはヘルシーなことから、下半身が太るのを防ぐ効果があるといわれています。ベーグルの材料は、主に小麦と水です。卵や牛乳などの脂肪分やコレステロールがほとんど含まれていないため、下半身が太るのを防ぎやすい低カロリーの小麦粉食品といえますよ。

カロリーの高い小麦粉の食品からベーグルに代えることで、摂取エネルギーを減らすことができますよ。摂取エネルギーを減らすことで脂肪の蓄積を予防することが見込め、下半身が太るのを防ぎやすくなります。

上記の情報は「厚生労働省 e-ヘルスネット・肥満と健康」より参照しました。

⑤パスタ

パスタは、うどんや食パンと比較してGI値が低いため、下半身が太るのを防ぐ効果が高いとされる食品です。原料がデュラムセモリナという小麦粉で、通常の小麦よりもゆっくりと消化されることから、血糖値が上がりにくいといわれていますよ。

また、パスタには食物繊維が多く含まれており、体内の脂肪を排出するサポートが期待できます。体内の脂肪が排出されることにより、むくみの解消が見込めるため下半身が太る可能性を低くしますよ。ダイエットの際は、うどんや食パンではなくパスタに変える方法もおすすめです。

上記の情報は「厚生労働省 e-ヘルスネット・食物繊維」「一般社団法人日本パスタ協会・パスタでヘルシーダイエット」より参照しました。

小麦粉に含むグルテンは適量にすることが大切

小麦粉は下半身が太るとされていることから、グルテンフリーの食生活を取り入れる方も増えています。しかし、グルテンフリーは日本人に向いていないとされる食生活なのです。

小麦粉を全く摂取しないのは体に支障をきたす可能性があるため、適量にすることをおすすめします。以下で、グルテンフリーの問題点を解説していくので、チェックしてみてください。

①グルテンフリーはアレルギー症状を緩和するのが目的

頬

下半身が太るといわれるグルテンを一切摂取しない方法を、グルテンフリーといいます。グルテンフリーの食生活は、アレルギー症状を緩和する目的で用いられる治療法です。

しかし、日本人はグルテンの摂取によって起こる小麦不耐症にかかる方が、欧米と比較して少ないといわれています。そのため、アレルギー症状に問題のない方がグルテンフリーの食生活をすることは、有効性が低いため注意が必要です。

②グルテンフリーの継続は栄養素が不足する

ファイバー

下半身が太るといわれるグルテンフリーの食生活を、長期的かつ日常的に行うと栄養素が不足する可能性があります。例えば、食物繊維や鉄分などが不足しやすいため注意が必要です。また、脂質においては過剰になる場合もあり、体に不調をきたすことも考えられます。

グルテンのアレルギーがない方は、グルテンフリーではなく全粒粉やライ麦などの低糖質を摂り入れるのがおすすめです。小麦粉の量を適切にすることでダイエットの実感が得られやすくなり、下半身が太るのを防ぐ効果が期待できますよ。

上記の情報は「安田女子大学紀要・過剰なグルテン除去が与える影響について」より参照しました。

小麦粉で太る原因を理解して下半身太りを防ぎましょう

今回は、小麦で下半身が太りやすくなる原因や解決方法をご紹介していきました。ダイエットにおいては、身体と小麦の関係を理解することが大事です。

下半身が太るといわれる小麦粉は血糖値が高く、便秘になりやすいとされる食品です。グルテンフリーから起こる問題点を理解し摂取量を適切にすることで、ダイエット効果が期待できます。小麦粉を上手に取り入れて、下半身が太る原因を防ぎましょう。