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2023.02.13 HEALTH

ホットプロテインにしても栄養や成分は変わる?温かい状態で上手に摂取する飲み方も

プロテインは基本的には冷たくして飲むものですが、温かくして飲んでも大丈夫なのでしょうか。ここでは、ホットプロテインにしてOKかどうかをご紹介します。注意点や、上手に摂取する飲み方なども載っていますよ。ぜひ、参考にしてくださいね。

寒い日にはホットプロテインがおすすめ

寒い日は冷たいプロテインを飲むのが億劫と思っている人が多くいるのではないでしょうか。そんなときには、ホットプロテインがおすすめです。プロテインは温めて飲んでも大丈夫なのか、ホットでも美味しいのかなどを紹介していきます。

ホットプロテインにしても大丈夫?

①基本的には問題なし

コールド専用のものをホットプロテインにしても、基本的には問題ありません。しかし冷たいドリンクで混ぜることを想定して作られたものですかから、ホットプロテインにすることで、多少冷たいものとの違いは出てくるでしょう。

ホットにすると身体に良くない、ということは決してありませんので、安心して温めて飲んでくださいね。

②ホット専用のプロテインもある

プロテインには、ホット専用のパウダータイプもあります。寒い日は毎日ホットプロテインが飲みたいという人は、専用のものを購入すると良いでしょう。作り方は温かいドリンクを注ぐのではなく、作ってから電子レンジで加熱するタイプが多く、簡単なところも人気です。

また、以下の記事でもホットプロテインのおすすめの飲み方や栄養などを紹介しています。ぜひチェックしてみてください!

③ダマができることがある

コールド専用のものでホットプロテインを作ると、ダマになりやすいというデメリットがあります。プロテインに含まれるたんぱく質がホットドリンクで熱変性を起こしてしまうため、バランスを崩してしまうことがあるためです。

たんぱく質が多い卵が茹でると固まるように、プロテインも温めると凝固して、ダマになりやすくなります。

④味が変わる

コールド専用でホットプロテインを作ると、味が変わることがあります。例えば、ヨーグルト味やフルーツ味といった爽やかなタイプは、酸味が少し強く感じるようになります。また甘いものは、ホットプロテインにすることで甘さを少し強く感じると言われています。

⑤栄養価に変化がある

ホットプロテインにすると、栄養価が多少変化する場合があります。たんぱく質自体は熱変性によってダマになってしまっても、凝固により形が変わっただけなので成分に変化はないと言われています。

プロテインはビタミンなど、たんぱく質以外の身体に必要な栄養も摂取できます。熱によって壊れて摂取出来なくなってしまうことはありませんが、酸化しやすい栄養素などは多少変化することがあると言われています。

ホットプロテインの注意点

①種類に気を付ける

ホットプロテインを作るときは、種類にも気を付けましょう。基本的に、大豆の「ソイプロテイン」、牛乳が主原料で不溶性の「カゼインプロテイン」、水溶性で吸収の早い「ホエイプロテイン」の3種類があります。

先にも紹介したように、ホットプロテインにすることでダマになりやすいのが特徴です。しかし100度近い温度でも熱変性を起こさないソイやカゼインであれば、ダマになりにくいのでおすすめです。

プロテインの種類別の熱変性の特徴
ソイプロテイン 100度では熱変性を起こさない。
カゼインプロテイン 100度では熱変性を起こさない。
ホエイプロテイン 80度前後熱で変性を起こす。

②温度をチェックする

ホエイでホットプロテインを作りたいときには、ドリンクの温度に注意しましょう。ホエイプロテインは熱に弱いので、80度前後のお湯で固まり始めてしまいます。高い温度のドリンクを注ぐときには、温度のチェックを忘れないようにしましょう。

③ホットと相性の良い味を選ぶ

コールド専用をホットプロテインにするときには、温かくしたときに美味しいフレーバーを選ぶことをおすすめします。先に述べたように、ホットプロテインにすると少し酸味を強く感じ、甘みを強めに感じます。

ピーチ味などのフルーツ系よりも、コーヒーやココアといった、ホットでも飲むタイプのドリンクの味がおすすめです。

    ホットプロテインにおすすめのフレーバー
  • チョコ・ショコラ味
  • ココア味
  • 抹茶味
  • カフェオレ味
  • バニラ味など

以下の記事では、プロテインが苦手な方にもおすすめな飲み方やレシピを紹介しています。ぜひチェックしてみてください!

④シェイカーを使う

ホットプロテインを作るときは、シェーカーを使って混ぜましょう。ホット専用はカップなどで混ぜるタイプが多くありますが、コールド専用をあたためるときには、シェーカーがおすすめです。

熱変性を意識して温度調整をしても、ホットプロテインにすると混ぜにくくなってしまいます。温かいので泡立ちやすいですが、シェーカーのほうがしっかり混ざりますよ。またステンレスタイプのシェーカーは熱くなるので、プラスチックのものを使いましょう。

ホットプロテインの美味しい飲み方

①お湯

甘さのあるタイプのプロテインをサッパリ飲みたいときは、お湯がおすすめです。お湯で溶かすとヘルシーですし、スッキリと飲みやすく美味しいですよ。お湯でホットプロテインを作るおすすめの方法は、水で作ってから電子レンジで温める作り方です。

電子レンジで温めるときは、短時間で沸騰しやすいので注意しましょう。500wで2分くらいが加熱の目安ですが、様子を見ながら温めてください。またプラスチックのシェーカーはレンジ対応でないものが多いので、マグカップなどに移してから加熱しましょう。

②牛乳

まろやかな味が好みの人は、牛乳で作るホットプロテインがおすすめです。寒い日に飲むと体が温まりやすく、女性に人気の飲み方です。しかし、牛乳でホットプロテインを作りときには注意点があります。

温めすぎると牛乳のたんぱく質が固まって膜が張ってしまいます。ホットミルクのおすすめの温度は60度なので、電子レンジで加熱する場合は、200mlで500w1分半を目安に温めてくださいね。

③豆乳

大豆の栄養をたっぷり摂取できる豆乳も、おすすめの美味しい飲み方です。しかしたんぱく質が豊富な飲み物なので、加熱しすぎると固まってしまう性質を持っています。牛乳は膜が張りますが、豆乳は口に残る食感になってしまうので、気を付けましょう。

豆乳の美味しいホットプロテインの飲み方は、牛乳同様60度が理想の温度です。おすすめの方法は、あらかじめプロテインを少量の水で溶かしておいて、ゆっくりと温めた豆乳を注ぎましょう。たんぱく質がダマになりにくい、おすすめの方法です。

以下の記事でも、豆乳とプロテインの組み合わせを紹介しています。こちらの記事も併せてチェックしてみてください!

④味噌汁

味のついていない無味無臭タイプのプロテインは、味噌汁に入れても美味しいので試してみましょう。食事のときにプロテインが摂取できます。スープ系に混ぜてホットプロテインを作るときは、味噌汁やお吸い物がおすすめです。

ポタージュやコーンスープのようにとろみのあるタイプは、プロテインが混ぜにくくダマになりやすいので気を付けましょう。少量の水、またやお湯で溶かしてから加える方法をおすすめします。

温かいホットプロテインの効果・メリットとは?

①寒い日でも苦なく飲める

ホットプロテインには、寒い日でも苦なく飲めるというメリットがあります。身体を動かした後のプロテインでしたらよいですが、朝食代わりや就寝前に冷たいプロテインを飲むのが苦痛だという人も多いのではないでしょうか。

冷たいプロテインを作るとき、シェイクする手が冷たいのが大変だという声もあります。寒い、冷たいという理由から、プロテインを飲むのが億劫になってしまってはもったいないですよね。そんなときは、迷わずホットプロテインを作ってみてくださいね。

②冷え対策

身体が冷えやすいという人は、対策としてホットプロテインを飲む方法をおすすめします。ホットプロテインの飲み方でおすすめな方法は、就寝前と朝食の置き換えです。朝は1日の中で一番身体が冷えているので、寒くて目が覚めるという人も多いのではないでしょうか。

ホットプロテインで身体を温めてから寝ることは、冷え対策になります。さらに朝食代わりに飲めば、身体が動かしやすくなり冷え対策になります。冷えは身体の不調の原因になることが多いですから、ホットプロテインで対策していきましょう。

③カロリー消費量アップ

ホットプロテインを飲んで体が温まると、消費カロリーがアップすると言われています。身体は温かい人ほどリズムが整っているというのは、ご存じの人も多いのではないでしょうか。実は身体のリズムは、体温が1度上がるごとにもアップします。(*1)

ホットプロテインで身体を温めてから運動するのはもちろん、いつも通りの生活をしてもリズムがアップするのです。特に秋冬はリズムが崩れやすいですから、ぜひホットプロテインを飲んで体温をアップさせてくださいね。

④活力アップ

プロテインを温める飲み方は、健康を司る活力のアップが期待できます。ホットプロテインは身体を温めてくれるので体温上昇が期待できますが、1度上がるごとに活力は5~6倍もアップすると言われています。(*2)

外から温める暖房器具とは違い、ホットプロテインは身体の中から温めるので、温かさが持続しやすいのが特徴です。体温を高めに保つことで病気にもなりくくなると言われています。無理して冷たいものを飲まず、ホットプロテインで身体の中から温めましょう。

(*1)(*2)の情報は、厚生労働省「Ⅴ運動の基礎科学」を参考にしました。

寒い季節はホットプロテインで決まり!

プロテインを温かいドリンクで割っても、基本的には問題ありません。しかし、冷たいドリンクで溶かすことを想定して作られているプロテインですから、ホットとコールドには多少の違いが発生することがわかりました。

ホットプロテインの美味しい飲み方や、効果についても分かりましたね。この記事を参考にして、寒い季節はホットプロテインを飲みましょう!