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2023.01.31 RECIPE

辛い冷え性を改善する食べ物とは?食事に取り入れて体の芯からぽかぽかに!

内臓や末端などの辛い冷え性は、摂取する食べ物によって改善することができます。そこで今回は、冷え性改善におすすめの食材・食品をご紹介します!おすすめの摂取方法や手軽に作れる人気レシピもまとめているので、目を通してみてくださいね。

監修者
ひろの さおり
管理栄養士・料理家 株式会社セイボリー代表取締役
ひろの さおり

1993年生まれ 東京都在住 1児の母
お茶の水女子大学大学院 食品栄養科学 修士
中級食品表示診断士
著書「小鍋のレシピ 最新版」(辰巳出版)
日経xwoman プロジェクトアンバサダー

冷え性の原因とは?

冷え性になると、手足の指先などの末端が冷えやすくなったり身体が温まりにくくなったりと、さまざまな症状が現れます。いったいなぜ、辛い冷え性になってしまうのでしょうか。冷え性の原因と考えられる項目をまとめいますので確認していきましょう。

筋肉量が低下している

寝転ぶ女性

冷え性の原因のひとつとして、筋肉量の低下が考えられます。身体についている筋肉が少なくなると血行が悪化し、温かい血液が体内に行き渡らなくなってしまいます。特に手や足の指先などの末端が冷えやすいのは、筋肉量の低下が原因だといわれています。

以下の記事では自宅でできる簡単な筋トレメニューを紹介しています。筋肉量が低下しているなと感じる方は、ぜひチェックしてみてください!

無理な食事制限

食事

過度な食事制限も、冷え性が悪化する原因になるといわれています。食べ物の量を制限したり、限られた食品ばかりを摂ったりしていると、冷え性予防に必要な栄養素が不足します。その結果血行が悪くなって血液が循環しにくくなり、冷え性の症状が現れるのです。

血行を改善して冷え性を予防するには、ミネラルやビタミンといった栄養素が欠かせません。しっかりと食べ物を摂ってバランスよく栄養を補給しましょう。

自律神経の乱れ

目を閉じる女性

ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れも、冷え性の原因の一つです。自律神経とは、血管を収縮・拡張させて体内の温度をコントロールする器官のことです。この自律神経が乱れるとうまく体温調節ができなくなり、冷え性の症状が現れます。

自律神経が乱れる原因として、空調や扇風機の風に当たりすぎたりているといったものも考えられます。冷え性による倦怠感や体調不良に悩んでいる方は、自律神経が乱れていないか考えてみましょう。

冷たい飲み物を摂っている

ジュース

氷の入ったドリンクや冷蔵庫で冷やされたお茶など、冷たい飲み物の取りすぎも冷え性の原因になります。冷たい飲み物を飲むと体内の消化器官が冷えてしまい、血液の流れが悪化して冷え性が引き起こされます。

また冷たい飲み物ばかり飲んでいると、腹痛や胃痛といった不調を感じやすくなるといわれていますよ。健康・美容を維持するためにも、なるべく冷たい飲み物は控えるなど対策をしてみましょう。

以下の記事では、体を温めるおすすめの食べ物を紹介しています。コンビニでも気軽に購入できるので、ぜひチェックしてみてください!

冷え性改善に効果的な食べ物とは?

どのような食べ物が冷え性改善に効くのでしょうか。冷え性の予防・改善に効果的な食べ物の特徴をまとめていますので、目を通してみてください。

身体を温める効果がある食べ物

お茶

冷え性を改善したい場合、身体を温める作用を持つ食べ物を摂るようにしましょう。例えば生姜に含まれるショウガオールや、唐辛子のカプサイシンには、血行を促進する働きがあります。

また土の中で育つ根菜類にも、身体をポカポカと温めて冷え性を予防する作用があるといわれていますよ。身体を冷やすものではなく、体内温度を高める食べ物を摂取してください。

ビタミンが豊富な食べ物

ビタミンA

冷え性を解消したいのなら、ビタミンが豊富に含まれている食べ物を摂ると良いでしょう。特にビタミンEには、血流を良くする効果があります。細い血管までしっかり血液を届けてくれるので、末端冷え性の対策にもなりますよ。

以下の記事では、ビタミンが含まれている食べ物を紹介しています。詳しく知りたい方はチェックしてみましょう!

血管を拡張する作用を持つ食べ物

オニオン

血管拡張効果を持つ食べ物は、冷え性対策に効果的です。テオブロミンやアリシン、ポリフェノールといった成分には、血管を広げて血流を改善する働きがあるといわれています。冷え性を改善したいなら、これらの成分が含まれた食べ物を食事を取り入れましょう。

加熱調理した食べ物

スープ

冷え性対策には、加熱調理を施した食べ物を摂るのがおすすめです。冷製スープやサラダなどの冷たい食べ物は、体内の温度を下げて冷え性を悪化させる原因になります。スープや炒め物、煮物などに調理すれば、冷え性が解消されやすくなるでしょう。

食材|冷え性改善におすすめの食べ物

冷え性を改善する食べ物①にんじん

キャロット

冷え性を改善する食べ物として知られているのが、にんじんです。にんじんはビタミンCやビタミンAなど、毛細血管の働きを正常に保つ成分を豊富に含有しています。そのため、手足の末端冷え性が気になる方は、にんじんを取り入れていくことをおすすめします

冷え性を改善する食べ物②肉類

ステーキ

鶏肉や豚肉といった肉類も、冷え性改善に欠かせない食べ物だといわれています。肉類に含まれているたんぱく質を摂ると体内でエネルギーが生産され、身体が温まります。

またたんぱく質は、筋肉を作るのに欠かせない栄養素でもあります。日々の食事からたんぱく質を摂取し続けることで基礎代謝をキープして、冷えやすい体質を改善していくことも可能です。身体の冷えを予防したいなら、たんぱく質が豊富な食品を摂りましょう。

冷え性を改善する食べ物③レモン

ホットレモン

あまり知られていませんが、レモンも冷え性改善におすすめの食べ物です。レモンには、腎臓や肝臓といった体内器官の働きを活性化させる作用があります。内臓の機能が高まれば、冷え症を予防にも一役買ってくれるでしょう。

冷え性を改善する食べ物④りんご

カゴに入ったりんご

果物の中で冷え性解消におすすめしたいのが、りんごです。りんごは寒い地方で生産されるため熱を蓄えやすく、身体を温める作用を持つもいわれています。また食物繊維も豊富なので、腸内環境を整えて冷えやすい体質を改善するともいわれていますよ。

ただしりんごは水分が多いため、大量に摂取すると身体が冷えてしまいます。また冷蔵庫などで冷やしたりんごは体を温める作用が弱まり、冷え性を悪化させる原因になりかねないので注意しましょう。りんごを食べる時は加熱調理をすることをおすすめします。

冷え性を改善する食べ物⑤生姜

ジンジャー

生姜も冷え性対策にうってつけの食べ物だといわれています。生姜を加熱した際に分泌される辛味成分には、血行をアップさせて体を温める働きがあります。スライスして料理に入れたり、すりおろして飲み物に入れたりと調理方法の幅が広いのも嬉しいポイントです。

冷え性を改善する食べ物⑥玄米

玄米ご飯

冷え性解消に効果的な食べ物として、玄米が挙げられます。玄米には腸内環境を整える食物繊維や、血行を促進するミネラル・ビタミンといった成分が豊富です。内臓が温まって冷えやすい体質が改善し、健康な身体作りができるとされていますよ。

食品|冷え性改善におすすめの食べ物

冷え性を改善する食べ物①納豆

納豆ご飯

冷え性解消におすすめなのが、納豆です。納豆は発酵食品の一種で、腸の動きを活発にして体温を高める作用を持つ食べ物です。納豆を冷蔵庫から取り出して常温に戻してから食べれば、更に冷え性改善効果が高まります。

冷え性を改善する食べ物②キムチ

キムチ

キムチも、冷え性改善にもってこいの食品だといわれています。キムチには血流を促進するビタミンE・ビタミンAや、身体を温めるカプサイシンが含まれています。

冷え性を改善する食べ物③梅干し

6個の梅干し

梅干しも、冷え性改善に効く食品だとされています。梅干しに含まれているクエン酸という成分が、血液をサラサラにして血流を高めてくれるともいわれています。

冷え性改善に効果的な食べ物の摂取方法

冷え性を改善するためには、食べ物の摂り方にも注意しなくてはいけません。以下に冷え性改善に効果的な食品の摂取方法をまとめていますので、チェックしていきましょう。

摂取方法①加熱調理をしてから食べる

フライパン

冷え性を改善したいのなら、食べ物は加熱調理をしてから摂るようにしましょう。特に水分が多い食品や夏野菜には、体温を下げて身体を冷やす作用があります。こういった食品はなるべく加熱調理をして、温かい状態で食べることが重要です。

摂取方法②朝食は欠かさず食べる

食事を摂る

冷え性を改善したいのなら、毎日の朝食は欠かさずに摂りましょう。朝起きた後に食事を摂ることで内臓の動きが活発になり、熱エネルギーが生産されて体内が温まります。ホットドリンクやスープなど温かい食事を摂れば、更に体温が上昇しやすなります。

冷え性改善におすすめの食べ物を使ったレシピ

納豆玄米チャーハン

チャーハン

冷え性を改善したいのなら、納豆玄米チャーハンを作ってみてはいかがでしょうか。発酵食品である納豆とキムチを使っているので、腸内環境の改善にも効果的ですよ。美容や健康にもおすすめのレシピなので、ぜひ作ってみてください。

    納豆玄米チャーハン(2人分) 材料
  • 納豆 2パック
  • 玄米ご飯 300g
  • キムチ 100g
  • 醤油 小さじ2
  • 塩胡椒 少々
  • ごま油 大さじ1
    納豆玄米チャーハン レシピ
  1. 納豆は付属のタレと一緒に混ぜ合わせます。キムチは粗めに刻みます。
  2. フライパンでごま油を温め、玄米ご飯を炒めます。
  3. ご飯に油が馴染んだらキムチを入れて炒め、全体に馴染ませます。
  4. 納豆を加えて更に炒め合わせ、醤油と塩胡椒で味を調えたら完成です。

長ネギの生姜スープ

生姜パウダー

長ネギの生姜スープは、冬の冷え性にピッタリのメニューです。長ネギに含まれるアリシンや、生姜のショウガオールという成分が血行を促進し、冷え性を改善してくれますよ。夕食はもちろん、朝食にも取り入れたいレシピです。

    長ネギの生姜スープ(2人分) 材料
  • 長ネギ 1本
  • 生姜 20g
  • 水 400ml
  • 鶏ガラスープの素 小さじ1
  • 黒胡椒 少々
  • ごま油 大さじ1
    長ネギの生姜スープ レシピ
  1. 生姜は皮を剥いて千切りに、長ネギは斜め薄切りにします。
  2. フライパンを中火で熱してごま油をひき、①を入れて弱火でじっくり火を通します。
  3. 長ネギに火が通ったら水と鶏ガラスープの素を入れ、中火で煮込みます。
  4. ひと煮立ちしたら黒胡椒を入れて味を調え、完成です。

梅にんじん

梅干し

何かもう一品欲しい時にパパッと作れると人気なのが、梅にんじんです。冷え性改善に効果的な食材を2種類使っている上、電子レンジで手軽に調理できますよ。

    梅にんじん(2人分) 材料
  • にんじん 1本
  • 梅干し 2個
  • 顆粒だし 小さじ1/2
  • ごま油 小さじ1
  • 砂糖 小さじ1
    梅にんじん レシピ
  1. にんじんは皮を剥いて千切りにします。
  2. 梅干しはタネを取り除き、包丁で叩きます。
  3. 耐熱皿ににんじんを入れ、ごま油を混ぜてラップをかけて600Wの電子レンジで3分加熱します。
  4. ③に顆粒だしと砂糖を混ぜて味を馴染ませ、梅干しを絡ませて完成です。

おすすめの食べ物を摂取して冷え性を改善しましょう!

女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、どうしても冷え性になりやすいとされています。毎日の食事でしっかりと血行を改善すれば、冷え性も解消されていきますよ。今回紹介したおすすめの食べ物や調理方法などを参考に、冷え性対策に取り組んでみてください。