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2023.01.31 HEALTH

睡眠を分割するとどんな影響が?メリット・デメリットを正しく理解して快眠ライフへ

まとまった睡眠を取るのが苦手な方は、分割睡眠を試してみませんか?今回は、睡眠を分割することで起きるメリットとデメリットと合わせて、睡眠を分割する方法についてもご紹介します。自分に合った睡眠方法を見つけて、快眠ライフを目指しましょう!

睡眠を分割するとは?

一日に2回以上に分けて眠ること

ブルーのシーツで眠る女性

夜まとまって長時間眠ることに対して、一日に2回以上に分けて眠ることを睡眠の分割といいます。睡眠の分割方法には様々な方法がありますが、朝昼晩問わず、一日のうちで数時間ずつに分けて睡眠を取る方法が主流となっています。

睡眠の分割は、単に睡眠を分割すれば良いという訳ではなく、どの時間帯に睡眠を取るかで、睡眠の質が変わってきます。誤った方法で睡眠を分割すると、不眠や健康への弊害も考えられるため危険です。ポイントを押さえて正しい方法で行うようにしましょう。

睡眠の分割は長時間まとまって眠れない人にもおすすめの方法

黄色のパジャマで眠る女性

睡眠の分割は、長時間睡眠が苦手な方にも向いています。夜中に目が覚めてからなかなか寝付けない人や、夢を見やすい、夜何度も起きてしまうという方にもおすすめです。夜トイレに行く回数が多かったり、なかなか寝付けないという場合も試してみると良いでしょう。

また、睡眠の分割は、高齢者の方や不眠でお悩みの方にもぴったりです。無理に眠ろうとすることでストレスを感じると、健康にも良い影響を与えません。一日に数回に分けて眠ることで、眠ることへのストレスが減って気持ちが楽になることもあります。

睡眠を分割することのメリット

集中力が高まる

パソコンで仕事している女性

睡眠を分割するメリットとして、集中力が高まるということが挙げられます。仕事中に眠くなったり、食事をした後にお腹が満たされて眠くなった経験はありませんか?昼寝などで睡眠を分割することで、疲労感を軽減させて再び集中力が高まるというメリットがあります。

夜勤などで夜まとまって眠る時間を確保できない方にもおすすめです。夜勤中も分割睡眠を取ることで、集中力が高まって仕事の効率が上がるといった例もあります。正しい方法で睡眠を分割することで集中力を高められます。

また、睡眠だけでなく食べ物でも集中力を高めることができます。以下の記事ではおすすめの食べ方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

一度に寝る時間を短縮できる

左手を上げて眠る女性

一度に眠る時間を短縮できる点もメリットの一つです。生活リズムは人それぞれ異なります。夜まとまった睡眠を取ることが理想ですが、環境によっては毎日長時間睡眠を取ることが難しい場合もあります。

短時間睡眠を繰り返す睡眠の分割は、効率良く睡眠時間が確保できます。そのため、昼夜問わず活動的に動きたいという方に取り入れやすい方法です。数時間活動して疲労感を感じたらまた短時間眠るという方法であれば、夜まとめて眠る必要がなく時間を効率良く使えます。

生活スケジュールが立てやすい

携帯と笑顔の女性

睡眠の分割は、生活スケジュールが立てやすいというメリットがあります。夜の長時間睡眠は健康的な生活を送る上で大切なことですが、中には不規則な仕事でまとまって眠れない方や、昼間よりも夜に活動したいという方もいます。

また、不眠気味でお悩みの方や、日中眠くて辛いという方は、分割睡眠を活用してみると良いでしょう。様々な方法を試す中で、自然に生活リズムが整って一日のスケジュールが確立されていくことに繋がります。

夜眠れないことでのストレスが軽減できる

目覚めの良い朝

睡眠の分割のメリットとして、夜眠れないことでのストレスが軽減できる点が挙げられます。一日に何度かに分けて眠る方法であれば、夜まとまって眠れなくてもストレスを感じることが少なくなります。不眠症の方や長時間睡眠が苦手な方にもおすすめの方法です。

眠れないことでのストレスが減ることで、体内リズムが整ったり、まとまって眠ることからのプレッシャーから解放されたりします。不眠や長時間眠るのが得意ではない方は、一日に何度かに分けて睡眠を取る分割睡眠を取り入れてみましょう。

ストレスが溜まってしまうと仕事や人間関係にも影響が出てしまいます。以下の記事ではストレスを溜めない方法や改善法を紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください!

睡眠を分割することのデメリット

眠るまでに時間がかかる人には不向き

なかなか寝付けない人

睡眠を分割することでのデメリットとして、眠るまでに時間がかかる人には不向きということが挙げられます。睡眠の分割は、一日に何度かに分けて眠る方法ですので、眠るまでに時間がかかる人には効率が良い睡眠方法とは言えません。

時には、寝付けないというプレッシャーから、かえって眠ることが負担になることも考えられます。眠ることが負担になるような時は、無理に睡眠を分割することはありません。まとまった睡眠が取れているのであれば、あえて睡眠を分割する必要はないでしょう。

日中仕事や予定がある場合はスケジュールが組みにくい

子育てに疲れた母親

日中仕事をしている方や、忙しい環境にある方にとっては、睡眠の分割スケジュールが組みにくいというデメリットがあります。自分で仕事や予定を変更できる場合は良いですが、決まった時間通りに行動しなければいけない人にとっては、難しいこともあります。

睡眠の分割方法には様々な方法があります。仕事や予定が忙しくてなかなかスケジュールが組みにくい場合でも、方法によっては実践できることもあります。健康的な生活が送れるように、自分に合った睡眠の分割方法を見つけるのがおすすめです。

身体への影響が不明瞭

頭を抱える女性

睡眠の分割は、身体への影響が不明瞭であることもデメリットの一つです。今のところ、睡眠の分割が身体や健康へどのような弊害をもたらすのかはっきりとしていません。睡眠を分割することで慢性的な睡眠不足に陥り、健康への影響や寿命を縮めると考えている人もいます。

質の悪い睡眠は、寿命の短縮だけではなく、仕事の効率を下げたり疲労の蓄積をもたらすなどの悪影響を及ぼします。まとまった長時間睡眠でも、一日に何度かに分けて眠る分割睡眠でも、自分に合った方法を見つけて質の良い眠りを心掛けることが大切です。

睡眠を分割するための方法

シエスタスリープ

気持ち良さそうに眠る女性

シエスタスリープは、夜のまとまった睡眠にプラスして、日中短い昼寝を取る方法です。スペインでは、昼食を取った後に20分ほどの短い睡眠を取るという習慣があります。シエスタスリープは、このスペインの昼寝の習慣と夜のまとまった睡眠を組み合わせたものです。

昼食後は、午前中の疲れやお腹が満たされることによって、眠気を感じる場合があります。シエスタを取ることで、短時間で眠気を取るという効果が期待できます。昼休憩があれば気軽に実践できるため、日中忙しくて睡眠の分割が試せないという方にもおすすめです。

アンカースリープ

明るい陽射しの中で伸びをする女性

アンカースリープは、一日のうち自分に必要な睡眠時間の半分をまとまって取り、残りの睡眠時間を空いている時間に確保する方法です。長時間睡眠を取ることが難しい方や、不規則な仕事をしている方、不眠気味の方にも実践しやすい点がメリットです。

まとまった睡眠は、毎日決まった時間に固定して起床時間と入眠時間を固定しましょう。それ以外の不足している睡眠時間は、日中や夕方など自分の生活スタイルに合わせて実践できるところが魅力です。短時間睡眠でも、作業効率を上げたり集中力アップが期待できます。

海軍式睡眠

白いシーツで眠る女性

睡眠の分割方法の中で、最もサイクルが分かりやすいのが海軍式睡眠です。4時間眠ったらその後8時間は起きる、というパターンを繰り返すことで睡眠を分割します。一日の活動時間を2つに分けることで、効率良く活動できることが期待されています。

睡眠時間を2つに分割する方法は、長時間眠るのが苦手な方にもおすすめです。分割睡眠とはいえ、一度に寝る時間が4時間と比較的長時間であることから、昼間まとまった睡眠時間を確保できる方向けの方法と言えます。

ウーバーマンスリープ

本を読みながら寝落ち

分割睡眠の中で、最もトータルの睡眠時間が短いのがウーバーマンスリーブです。超人という言葉が意味する通り、20分の睡眠を一日に6回取る方法です。トータルの睡眠時間が2時間しかないため、慢性的な寝不足に陥る危険も考えられます。

忙しくてまとまった睡眠時間が確保できない方には良い方法ですが、一日の睡眠時間が極端に短いため、健康や寿命への影響も考えられます。どうしても眠れない時や、仕事が立て込んでいる時などに試すのが良いでしょう。

エブリマンスリープ

薄暗い部屋で就寝

エブリマンスリープは、3時間半の長時間睡眠と1回20分の睡眠を3回取る方法です。夜間にまとまった睡眠が取れる上に、日中疲れた時に短い睡眠を取ることで集中力が高まる効果が期待できます。日中の睡眠は20分と短いため、眠るのに時間がかかる人には不向きです。

エブリマンスリープは、一日のトータル睡眠時間は4時間半と、一般的な睡眠時間と比較して短めです。睡眠時間を効率的に確保できる分割睡眠の方法ですが、慢性的に睡眠不足を感じたり、何度も夢を見ることで疲労感を感じる場合もあります。

ダイマキシオンスリープ

寝室で本を読む人

ダイマキシオンスリープは、ウーバーマンスリープと並んで、一日のトータル睡眠時間が2時間しかありません。30分の睡眠を一日に4回に分けて取る睡眠の分割方法ですが、極端に睡眠時間が短いため慢性的な寝不足に陥る人もいます。

ダイマキシオンスリープのメリットとしては、一日の睡眠時間を減らしたり睡眠の細分化が挙げられます。予定が立て込んでいて睡眠時間が確保できない時や、仕事が忙しくてまとまった睡眠時間が作れない時など、一時的な利用方法として実行するようにしましょう。

睡眠を分割する方法のトータル睡眠時間と眠る回数
トータル睡眠時間 眠る回数 睡眠の方法
シエスタスリープ 夜の睡眠時間(各自による)+20分 2回 夜の睡眠+20分の昼寝
アンカースリープ 各自で決める 2回 自分が確保したい睡眠時間を半分に分けて一日に2回寝る
海軍式睡眠 8時間 2回 4時間の睡眠と8時間の活動を繰り返す
ウーバーマンスリープ 2時間 6回 20分の睡眠を一日6回取る
エブリマンスリープ 4時間半 4回 3時間半の睡眠と20分の睡眠を3回取る
ダイマキシオンスリープ 2時間 4回 30分の睡眠を4回に分けて行う

自分に合った睡眠の分割方法を見つけましょう!

分割睡眠には様々な方法があります。トータルの睡眠時間や分割する回数など、実践方法が大きく異なってきます。睡眠の分割はやり方によっては健康への影響も考えられますので、自分に合った睡眠の方法を見つけて、質の良い睡眠を取るように心掛けましょう。

また、以下の記事では浅い睡眠の原因を解説しています。睡眠が浅いなと感じている方はぜひチェックしてみてください!