脂肪燃焼を促進する食べ物で健康的な体に!適度な運動と食事で余分なお肉を落とそう
脂肪燃焼を促進する食材を摂取すると、無理なダイエットをしなくても健康的な体に近づく手助けをしてくれるといえます。そこで今回は、脂肪燃焼を促進する食べ物や調味料などをご紹介します!おすすめのレシピもまとめていますので、是非参考にしてくださいね。
1993年生まれ 東京都在住 1児の母
お茶の水女子大学大学院 食品栄養科学 修士
中級食品表示診断士
著書「小鍋のレシピ 最新版」(辰巳出版)
日経xwoman プロジェクトアンバサダー
食材|脂肪燃焼に効果的な食べ物
ラム肉
ラム肉は、脂肪燃焼に効果的な食べ物の一つです。ラム肉に含まれている「L-カルニチン」というアミノ酸が、脂肪燃焼を促して代謝を高めてくれます。カロリーや糖質が比較的低い食材なので、ダイエット中でも気兼ねなく食べられるのも嬉しいポイントです。
またラム肉には食欲抑制に関連するフェニルアラニンや、血圧・コレステロール値を下げる作用がある不飽和脂肪酸も含まれています。脂肪燃焼以外にも、ダイエットに嬉しい効果を持つ食べ物なのです。
青魚
サバやアジなどの青魚も、脂肪燃焼効果に期待できる食べ物です。青魚には、EPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸が含まれています。これらの成分が、体内に蓄積された中性脂肪を減らして肥満を改善することにもつながるといわれています。
またEPA・DHAといった栄養素は、体内で作り出すことができません。そのため意図的に青魚を摂取して、EPA・DHAを補うことが重要になります。
牛モモ肉
牛モモ肉も、脂肪燃焼やダイエットに欠かせない重要な食べ物だとされています。牛モモ肉には体内に溜まった脂肪をエネルギーに変える「L-カルニチン」を多く含んでいます。
ラム肉よりもL-カルニチンの含有量は少なめですが、スーパーで手軽に買うことができるなど日々の食事に取り入れやすいお肉です。また牛モモ肉は、脂質が少なくたんぱく質が多い食材でもあります。ダイエット向きの食材なので、是非積極的に摂取してみましょう。
また、以下の記事では肉の栄養素の比較や特徴を解説しています。こちらの記事も併せてチェックしておきましょう!
オイルサーディン
オイルサーディンとは、小型のマイワシを塩漬けにして油で煮た食品のことです。DHA・EPAを豊富に含んでいるため、内臓脂肪の燃焼や血流改善に役立つといわれています。
更にビタミンB群やコエンザイムQ10など、美容や健康の維持に必要な栄養素も豊富に含んでいます。パスタに入れたりサラダに混ぜたりと調理方法も幅広く、様々な料理に使えるのも嬉しいポイントです。ただし脂質は多めなので、適量を意識して摂取してみましょう。
卵
卵も、体内の脂肪を燃焼させる作用を持つ食べ物です。卵に含まれるたんぱく質が筋力を安定させ、脂肪燃焼をサポートするといわれています。調理方法も幅広く1個あたりの価格も安いため、毎日の食事に取り入れやすいのも嬉しいポイントです。
また卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素をほぼ全て含んでいる優秀な食材です。糖質量も少ないため、ダイエットで糖質量を意識している方にもおすすめです。卵を食べれば、健康・美容に欠かせない重要な成分も合わせて摂取することができます。
ゴーヤ
ゴーヤは、脂肪燃焼に効果的なリノレン酸を豊富に含む食べ物です。果肉だけでなく種やワタにもリノレン酸が含まれていますので、一緒に摂取してみましょう。
きのこ類
舞茸やエリンギなどのきのこ類も、脂肪燃焼に必要な食べ物です。きのこに含まれる「キノコキトサン」という成分は、胃酸や水に溶けず腸に届いて、脂肪の吸収を抑制する作用があり、また、体脂肪を燃焼させる効果もあると言われています。
更にきのこを食べると、食べ物から摂取した糖質の吸収が緩やかになるのが特徴です。糖の吸収スピードを緩やかにすることで、体内に脂肪が蓄積するのを予防してくれる効果があります。糖質量の多い食べ物を食べる際は、きのこと一緒に摂取してみましょう。
調味料|脂肪燃焼に効果的な食べ物
黒酢
黒酢には脂肪の合成を抑制する作用があり、エネルギー代謝を改善するといわれています。黒酢を単体で飲んでも良いですが、食べ物や料理などに加えるのもおすすめです。
ココナッツオイル
ココナッツオイルには、脂肪燃焼効果のある天然の中鎖脂肪酸が含まれています。体内で素早く燃焼してエネルギーに変わるため、脂肪の蓄積につながりにくいといわれています。
またココナッツオイルは、健康を損なう原因になるトランス脂肪酸を含んでいません。健康的にダイエットをしたいのなら、ココナッツオイルを取り入れてみましょう。
ターメリック
ターメリックには脂肪細胞の成長を抑制したり、脂質の吸収を抑えたりする働きがあるといわれています。食べ物に少量のターメリックを振りかければ、脂肪燃焼効果が高まるでしょう。
黒ニンニク
黒ニンニクとは、通常のニンニクを発酵・熟成させてできる食べ物です。肥満の原因となるコレステロールを低下させたり、基礎代謝を高めて脂肪燃焼をサポートしたりする作用があります。健康・美容に必要な栄養素も豊富に含んでいる、優秀な食べ物です。
唐辛子
唐辛子も、脂肪燃焼効果を高める食べ物として知られています。唐辛子の辛味成分である「カプサイシン」が、新陳代謝を高めて脂肪燃焼を促してくれるといわれています。ただし食べすぎると胃腸を痛めてしまう可能性がありますので、適量を守って摂取しましょう。
シナモン
スパイスの一種であるシナモンは、血糖値を安定させて脂肪の吸収を抑制する作用があるといわれています。またインスリン感受性を改善し、お腹周りの脂肪燃焼をサポートする働きにも期待できます。
おやつにおすすめ|脂肪燃焼に効果的な食べ物
アーモンド
脂肪燃焼効果のあるおやつを食べたい場合、アーモンドがおすすめといえます。アーモンドは血行を促進して基礎代謝を高め、脂肪を燃焼する働きを持つ食べ物です。ただしカロリーは高めなので、適量を守ることに注意しましょう。
ヨーグルト
ヨーグルトはカルシウムやたんぱく質、乳酸菌などの成分を豊富に含む食品です。これらの成分が体内に溜まった老廃物を排出し、代謝機能を改善する働きを担います。夜に食べれば、眠っている間の脂肪燃焼効果も期待できそうです。
食べ物で脂肪燃焼効果を高める方法とは?
脂肪燃焼効果のある食べ物を食べていても、調理方法や食べ方が間違っているとダイエット効果は低下してしまいます。どのように食べ物を調理すればいいかわからない、食事方法が知りたいという人は、以下を参考にしてみましょう。
食べ物はよく噛んで
食べ物の脂肪燃焼効果を高めたいなら、しっかり噛んで食べることが重要です。食べ物をすぐに飲み込んでいると、消化に時間がかかって内臓機能が低下してしまいます。内臓機能の衰えは、代謝低下の原因になってしまうので注意しましょう。
食べ物は必ず30回以上は咀嚼して、満腹中枢を刺激することが重要です。咀嚼回数が増えると唾液の量が増加して、食べ物が消化されやすくなります。どんな食べ物も、よく噛んで食べることを意識してください。
朝食には温かい食べ物を
脂肪燃焼効果をアップさせたいなら、朝食には温かい食べ物を取り入れましょう。代謝を高めるためには温かい食べ物を取って朝から体温を上げておくことが大切です。スープや雑炊など、体を温める食べ物を取るようにしましょう。
以下の記事では、体を温める食べ物を紹介しています。冷え性の方や体が冷えやすい方は、ぜひ目を通してみてください!
脂肪燃焼効果のある食べ物を使ったおすすめレシピ
脂肪燃焼効果のある食べ物を使えば、効率よくダイエットを進められます。以下に脂肪の分解をサポートし、ダイエット効果を高めてくれるおすすめレシピをまとめていますので、参考にしてください。
脂肪燃焼スープ
脂肪燃焼スープは、トマトやキャベツ、にんじんなどの野菜をたっぷり使ったレシピです。体の代謝を高めて、効率よく脂肪を燃やしてくれるといわれています。手に入りやすい材料でできる上に調理方法も簡単なので、是非作ってみてください。
- キャベツ 1/4個
- 玉ねぎ 2個
- ピーマン 2個
- にんじん 1本
- セロリ 1本
- トマト缶 1缶
- 固形コンソメ 1個
- 塩 少々
- 水 400ml
脂肪燃焼スープ(2人分) 材料
- キャベツはざく切りに、ピーマンは一口大に切ります。玉ねぎとにんじん、セロリは小さめの角切りにします。
- 鍋に①とトマト缶、水、固形コンソメを入れて加熱します。
- ひと煮立ちしたら蓋をして弱火に落とし、20分以上煮込みます。
- 野菜が柔らかくなったら、塩で味を整えて完成です。
脂肪燃焼スープ レシピ
オイルサーディンとトマトのソテー
脂肪燃焼効果のある栄養素を含むオイルサーディンと、ミニトマトを使って作るレシピです。味付けに黒酢を使用することで、脂肪の吸収抑制にも期待ができます。すぐに作れるので、おかずが足りないときにもおすすめです。
- オイルサーディン 1缶
- ミニトマト 8個
- オリーブオイル 小さじ1
- ニンニク 1片
- A.醤油 小さじ1
- A.バルサミコ酢 小さじ2
- 塩 少々
- 黒胡椒 少々
オイルサーディンとトマトのソテー(2人分) 材料
- ミニトマトはヘタを取り除き、半分に切ります。ニンニクは芯を取り、薄切りにします。
- フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火にかけます。
- 香りが立ったらミニトマトとオイルサーディンを入れ、中火で炒めます。
- 焼き色が付いたらAを加え、汁気が飛ぶまで加熱します。
- 塩と黒胡椒で味を整えたら完成です。
オイルサーディンとトマトのソテー レシピ
ゴーヤの卵炒め
ゴーヤの卵炒めも、脂肪燃焼効果をアップできるおすすめレシピです。体を動かすのに必要なたんぱく質がしっかり摂取でき、運動前の食事にももってこいです。
- ゴーヤ 1本
- 卵 2個
- ねぎ 1/2本
- ごま油 大さじ2
- 塩胡椒 少々
- A.醤油 大さじ2
- A.マヨネーズ 小さじ1
ゴーヤの卵炒め(2人分) 材料
- ゴーヤのワタと種を取り除き、斜め薄切りにします。ねぎは斜め輪切りにします。
- ボウルに卵を溶きほぐし、Aを加えて混ぜます。
- フライパンでごま油を熱し、①を炒めて塩胡椒で味を整えます。
- ②を加えて手早くかき混ぜ、半熟になったら火を止めて完成です。
ゴーヤの卵炒め レシピ
野菜とラム肉のピリ辛炒め
脂肪燃焼効果を持つ食べ物をたっぷり使ったレシピです。ラム肉や唐辛子など、脂肪燃焼に必要な食材を豊富に摂取することができます。野菜もたっぷり食べられるので、健康に気を使っている人にもおすすめの食品です。
- ラム肉 180g
- キャベツ 1/8個
- もやし 1袋
- にんじん 1/4本
- A.酒 大さじ1
- A.醤油 大さじ2
- A.生姜チューブ 1センチ
- A.唐辛子パウダー大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
- 黒酢 大さじ1
- ごま油 大さじ1
野菜とラム肉のピリ辛炒め(2人分) 材料
- ラム肉は一口大に切り、混ぜ合わせたAに絡めます。
- キャベツは細切りに、にんじんは千切りにします。
- 耐熱容器に②とごま油、黒酢を絡めてラップをし、600Wの電子レンジで5分加熱します。
- Aのつけダレからラム肉を取り除いて水気を切り、片栗粉を絡めて中火で炒めます。
- 肉に火が通ったらつけダレと③の野菜を入れ、炒め合わせたら完成です。
野菜とラム肉のピリ辛炒め レシピ
脂肪燃焼効果のある食べ物でダイエットを成功させましょう!
脂肪燃焼効果のある食べ物は体作りに対して、非常に重要なサポートを行ってくれます。脂肪燃焼のサポートに効果のある食材であれば、無理なくダイエットを続けるじことにも役立ちます。今回紹介したおすすめの食べ物やレシピを参考に、健康的な体作りを行ってみましょう。
また、食べ物以外で脂肪を燃焼させたい場合はウォーキングもおすすめです。以下の記事を参考にウォーキング方法もチェックしてみましょう!