8月のダメージに要注意!夏のスキンケア対策で紫外線や乾燥に負けない肌作りを!
8月は、何かと肌にダメージが蓄積しやすい時期だということをご存知ですか?涼しい季節のときと同じスキンケアのままでは、大きな肌トラブルを招いてしまう可能性があります。今回は、夏のスキンケア対策を紹介していくので、紫外線や乾燥に負けない肌作りに役立ててください!
8月の肌はダメージを受けている?
夏真っ盛りとなる8月は、実は肌がダメージを蓄積しやすい時期でもあります。7月から厳しさを増す夏の環境は、肌にも悪い影響を与えます。7月を乗り越えて8月になった頃には、蓄積したダメージによって肌トラブルに悩まされることも珍しくありません。
そのため、8月はしっかりとした肌トラブル対策が必要ですよ。基本となるスキンケア方法を始め、深刻なダメージを予防する肌作りの仕方などを知っておくことは無駄ではありません。夏のスキンケア対策で、元気な肌作りをしましょう。
8月によく見られる肌トラブルと原因は?
8月によく見られる肌トラブルには、それぞれの特徴と原因があります。スキンケアで対策するためにも、どのような肌トラブルが8月に多いかチェックしておきましょう。
紫外線によるシミやシワ
8月になると、紫外線によるシミやシワといった肌トラブルが現れやすくなります。8月は、7月に次いで紫外線が強い時期です(*1)。7月から8月にかけて浴びた紫外線は、肌のメラニン色素を増やしてシミを残します。
また、強い紫外線で日焼けをしてしまうと、肌の弾力やハリのもとであるコラーゲンが壊れてしまいます。その結果、8月はシワも目立ちやすくなるので、原因となる紫外線をカットするためのケアが必要になります。
(*1)は、気象庁「日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ」より参照しました。
また、夏はシミやしわができやすいとされています。以下の記事では夏のスキンケア方法や肌年齢を老けさせない方法について紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
乾燥による水分不足や肌荒れ
8月は肌が乾燥しやすい時期といわれており、エアコンが原因で乾燥リスクが上がります。また、流れた汗が蒸発することで肌から水分が奪われてしまいます。間違った洗顔やお手入れ方法で、肌が乾燥しやすくなる可能性もあるので注意しましょう。
乾燥による水分不足は、肌のバリア機能を乱して肌荒れを招きます。そのため、8月はしっかりとした乾燥対策が必要になってくるのです。
気温や湿度の上昇によるベタつき
肌のベタつきも、8月に起こるトラブルの一つです。肌のベタつきの原因は、気温や湿度の上昇で皮膚温度が上がり、皮脂の分泌が増えることにあります。
気温や湿度の高い日が続く8月は、汗に加えて皮脂の分泌量が増えていきます。健康な肌をキープするためには、ある程度の皮脂量は必要ですが、多すぎるのはNGです。ベタつきに悩まされないよう、適度に皮脂が保てるスキンケアを意識しましょう。
環境ダメージによる角質のゴワつき
8月には、角質のゴワつきという肌トラブルも多く見られます。紫外線や流れ出た汗、エアコンによる乾燥など、厳しい環境ダメージによってターンオーバーのサイクルが乱されるためです。
肌のターンオーバーが乱れると、本来剥がれ落ちていたはずの古い角質が蓄積することになります。その結果、肌の表面がゴワつくので、溜まった角質を取り除くためのケアを取り入れるようにしましょう。
以下の記事では、肌のゴワつきを感じている方におすすめなスキンケア方法について紹介しています。肌トラブルを防ぐためにも、ぜひチェックしてみてください!
8月の肌トラブル対策|基本のスキンケア方法
8月の肌トラブルは、基本のスキンケア方法で対策することがおすすめです。特別なケアをするにしても、基本のスキンケアをしていたほうが効果は見込めるので、欠かさず続けるようにしましょう。
毎日のUVケアで対策
毎日のUVケアは、8月の肌トラブル対策に欠かせない基本のスキンケア方法です。紫外線に対して無防備な状態だと、他の方法もあまり効果が見込めないため、UVケアは徹底するようにしてください。ひどい日焼けをしてしまうと、リカバリーするのも大変ですよ。
8月のUVケアでは日焼け止めはもちろん、UVカット加工の帽子や日傘なども活用してください。目から強い紫外線が入っても肌のメラニン量は増えるため、日差しの強い時間帯はUVカット加工のサングラスを使うことがおすすめです。
やさしい洗顔で対策
やさしい洗顔を心がけることも、8月の肌トラブル対策の基本になります。洗顔で一番気をつけたいことは、ゴシゴシと肌に摩擦を与えることです。摩擦は刺激になり、多くの肌トラブルを招くため、やさしくなでるような動きで洗顔をしましょう。
顔を洗うときや、タオルドライでもゴシゴシ摩擦は禁物です。また、熱いお湯での洗顔やすすぎも、肌の乾燥を促すので避けてください。32℃前後の人肌より少しぬるい温度で洗うことがおすすめです。
- 手をキレイに洗って、ぬるま湯で顔を軽くすすぎます。
- 洗顔料をきめ細かく泡立て、クッションのように手と顔の間におきます。
- 顔全体を泡でなでるようにして、やさしく洗います。
- すすぎ残しをしないよう、ぬるま湯で泡をしっかり落とします。
- 清潔なタオルで、やさしく押すように水気を拭き取ります。
基本の洗顔の仕方
念入りに保湿して対策
8月の肌トラブル対策には、念入りな保湿も欠かせません。ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの保湿成分が配合された化粧水や美容液を使って、肌に十分なうるおいを与えましょう。週に1回は、シートマスクを使った保湿ケアをプラスするのもおすすめです。
- 洗顔後に化粧水を手のひらに広げ、顔を包み込むように浸透させます。
- 化粧水が馴染んだら、美容液も同じように顔全体に浸透させます。
- 乳液またはクリームを塗って、保湿成分を閉じ込めます。
基本の保湿の仕方
8月の肌トラブル対策|予防のための肌作り
8月は、肌トラブルの原因に合ったスキンケアや、食生活の改善で深刻なダメージを予防しましょう。ここからは、取り入れてほしい予防方法を紹介するので、8月の厳しい環境に負けない肌作りの参考にしてくださいね!
美白成分入りのアイテムで予防
8月の紫外線に当たる肌は、美白成分入りのスキンケアアイテムでシミやそばかすを予防してください。化粧水や美容液、シートマスクなどのアイテムで、紫外線に負けない肌作りをしましょう。
美白成分にはさまざまありますが、予防という観点からはメラニンの生成を抑えるタイプがおすすめです。代表的なものとして、アルブチンやトラネキサム酸、コウジ酸などの成分が挙げられます。スキンケアアイテムを購入するときにチェックしてみてください。
週に1回のピーリングで予防
さまざまな環境ダメージから肌がゴワつきやすくなる8月は、週に1回のピーリングを取り入れてみましょう。ゴワつきの原因である古い角質を取り除き、ひどくなることを予防する効果が期待できます。ターンオーバーが乱れがちだと感じたときに試してみてください。
しかし、ターンオーバーが正常なときのピーリングはかえって肌の負担になります。肌のコンディションをよく見て取り入れることが大切です。
ピーリングを取り入れるときは、洗顔後のタイミングで行います。終わったら念入りに保湿することも忘れないでください。ピーリングアイテムの説明書もよく読み、8月に起こるゴワつきの悪化を予防しましょう。
夏に必要な栄養素を摂って予防
8月は基本のスキンケアを進めると同時に、必要な栄養素を摂って肌トラブルを予防してください。暑さが続く8月は、ついつい食べ物も簡単なものになりがちです。その結果、栄養が偏ってキレイな肌が作りにくくなってしまいます。
8月の食事は、主食や主菜、副菜でのバランスを意識したものに加えて、旬の食材を多く摂るようにしましょう。8月の肌を守るために必要な、ビタミンやミネラルをはじめとした栄養素が摂りやすくなります。
- ビタミンC:コラーゲンをつくり、メラニン色素をストップする
- ビタミンA:肌のつくりかえに役立つ
- ビタミンE:肌のための還元作用が期待できる
- 鉄:肌に必要な栄養を届ける
- 亜鉛:美肌やターンオーバーの正常化に必要とされる
- たんぱく質:肌のもとになる
8月におすすめの栄養素(*3)
(*3)は、オーソモレキュラー栄養医学研究所「栄養素の説明」より参照しました。
以下の記事では、ビタミンCが豊富に含まれている食べ物について紹介しています。こちらの記事も参考に、不足しているビタミンを補いましょう!
8月の肌トラブル対策|注意したいNG習慣
8月は、肌トラブルを招くNG習慣を行っていないか注意することも大切です。何気ない習慣が肌に影響を与えることがあるので、身に覚えがないか振り返ってみましょう。
シンプルになりがちなスキンケア
8月にやってしまいがちなNG習慣の一つに、シンプルなスキンケアになりがちということがあげられます。暑さや湿気でベタつく8月は、美容液や乳液、クリームなどのベタベタした感触のアイテムは敬遠される傾向にあるためです。
しかし、洗顔や化粧水だけのシンプルすぎるスキンケアでは、肌の乾燥の進みが早くなります。日焼けやエアコンによる乾燥が起こりやすい8月は、シンプルなスキンケアを避けるようにしましょう。
日焼け止めのSPF値を気にしない
8月は日焼け止めが必要な季節ですが、SPF値を気にせずに使うことはやめましょう。日焼け止めは、記載されているSPF値が高いほど紫外線カット効果が期待できます。また、SPF値と一緒に記載されるPA値も、+が多いほど防御力が高まります。
しかし、日常使いに数値が高いものを使い続けるのはおすすめできません。かえって肌の負担になり、トラブルを引き起こす原因になります。
日常使いには、「SPF10~20・PA++」のものを使いましょう。軽いスポーツやレジャーでは「SPF30以上・PA+++」、炎天下でのレジャーやマリンスポーツでは「SPF50以上・PA++++」と使い分けてください(*4)。
(*4)は、日本化粧品工業連合会「紫外線防止の基本」より参照しました。
冷たいものを摂りすぎる
冷たいものを摂りすぎることも、肌トラブルを招くNG習慣です。暑さが続く8月は、冷たい食べ物や飲み物を摂る機会も多くなりますが、肌に影響が出るので気をつけましょう。
冷たいものを摂りすぎると、からだが冷えて血行や代謝が悪くなる可能性があります。その結果、乾燥肌で悩みやすくなるので、夏でも冷たいものは控えるようにしてください。
8月はスキンケア対策が必要!
8月は紫外線や暑さ、湿気などから肌のダメージが蓄積しやすい季節です。しっかりスキンケア対策をしなければ、あっという間に肌トラブルだらけになる恐れがありますよ。今回の記事を参考に、必ず忘れないようにしましょう!