ジェルクリーナの代用になるものは？未硬化の拭き取りが可能なアイテム4つ
ジェルネイルには、未硬化ジェルを拭き取るジェルクリーナーが必須です。しかし、値段の高さに驚いたという人もいるでしょう。そこで今回は、ジェルクリーナー代用になるものをご紹介します。代用品を使う際の、メリットデメリットも載っていますよ。ぜひ参考にしてくださいね。
ジェルクリーナーがないときは代用品でもOK
ジェルクリーナーとは、未硬化ジェルを拭き取る際に使用するもので、ジェルネイルには欠かせない道具です。セルフでジェルネイルをすると、手軽にコスパ良くできるのが魅力ですよね。
しかし、未硬化ジェルの専用ジェルクリーナーは、値段が高いと感じる人が多くいます。もっと手軽に買えるジェルクリーナーの代用品とは、どのようなものなのでしょうか？
おすすめのジェルクリーナーの代用品4選
ジェルクリーナーの代用品①無水エタノール
ジェルクリーナーの代用品で一番おすすめなのは、「無水エタノール」です。無水エタノールとは、エタノールの中でも一番アルコール濃度が高いものになります。未硬化ジェルは、アルコール度数が高いほど綺麗に拭き取りができます。
エタノールの中では一番値段も高くなりますが、専用ジェルクリーナーよりは安価ですので、仕上がりを重視する人におすすめの代用品です。以下のPOINTに記載したアルコール濃度を見ると、「無水なのに100％ではないのか」「どうして水分が含まれるのか」と疑問になる方もいると思います。
無水エタノールのアルコール濃度（*1）
99.5vol%
アルコール濃度の高いエタノールには、空気中の水分を吸収しやすいという性質があります。そのため、無水エタノールでもアルコール濃度は100%になることはありません。無水エタノールがアルコール最高濃度になります。
ジェルクリーナーの代用品②エタノール
「無水」という表記のないエタノールも、ジェルクリーナーの代用品になります。無水エタノールに比べるとアルコール濃度が低くなりますが、その分値段も安いのが特徴です。
拭き取りの綺麗さは水分がほぼ入っていない無水エタノールには劣りますが、ジェルクリーナーの代用品には十分ですよ。
エタノールのアルコール濃度（*2）
95.1~96.9vol%
ジェルクリーナーの代用品③消毒用エタノール
「消毒用エタノール」も、ジェルクリーナーの代用品に使えます。その中でも、イソプロパノールが含まれる消毒用エタノールは、酒税がかからないのでその分安く手に入ります。コスパを重視しているという方は、イソプロパノールを含む消毒用エタノールを代用品に選びましょう。
しかし20％以上の水分が含まれるため、ジェルネイルの拭き取りの綺麗さを重視する人にはおすすめできません。
消毒用エタノールのアルコール濃度（*3）
76.9~81.4vol%
（*1）～（*3）の情報は、健栄製薬「無水エタノールと消毒用エタノール、どこが違うの？」を参考にしました。
ジェルクリーナーの代用品④ノンアセトンリムーバー（除光液）
「ノンアセトンリムーバー」も、ジェルクリーナーの代用品になります。ノンアセトンリムーバーとは、マニキュアを落とすときに使用する除光液のことです。除光液には「アセトン」と「ノンアセトン」があります。
アセトンとは強力な溶剤で、濃いマニキュアやラメを落とすのに最適なタイプです。しかし、その分爪へのダメージも大きいので、ジェルクリーナーの代用品にするときにはノンアセトンを選びましょう。ノンアセトンリムーバーは、100均などでも手に入るので安価ですよ。
ジェルクリーナー代用品を使うメリット
①コスパが良い
ジェルクリーナーの代用品を使うと、なんといってもコスパが良いのが魅力です。専用のジェルクリーナーは、内容量が少なく値段も高めなものが多くあります。代用品の中で一番高価な無水エタノールでも、専用ジェルクリーナーに比べると安価ですよ。
②手に入りやすい
ジェルクリーナーの代用品は、専用のものよりも手に入りやすいというメリットがあります。ジェルネイル専用のジェルクリーナーは近所のお店では売っていなかったり、あっても高価で種類が少ない場合が多いでしょう。
ネットショップや通販などにも売っていますが、手に入るまでに時間がかかるというデメリットがあります。その分ジェルクリーナーの代用品は、ドラッグストアや100均などで購入できるのでおすすめですよ。
③他の用途にも使える
ジェルクリーナーの代用品になるエタノールは、未硬化ジェルの拭き取り以外の用途にも使えるのでおすすめです。例えば消毒用エタノールは、その名の通り手や傷口の消毒に使えます。
無水エタノールも500mlに対し精製水を100ml混ぜることで、アルコール濃度80％になり消毒用にもなりますよ。また、エタノールは落ちにくい汚れや水拭きができない場所への掃除などにも使えます。
ジェルクリーナー代用品のデメリット
①ツヤがなくなることがある
ジェルクリーナーの代用品を使うと、ネイルの仕上がりにツヤが無くなってしまうことがあります。ジェルクリーナーの代用品はネイルに使用することを想定して作られていないので、拭き取りが不十分になり、くもりが残ってしまうことがあります。
爪にベタベタ感が残ったり、くもりがあった場合は、新しいコットンに代用品を染み込ませて再度拭き取ってみてください。
②刺激臭がする
ジェルクリーナーの代用品であるエタノールには、独特の匂いがあり苦手だという人が多くいます。ネイル専用のジェルクリーナーには香料などが含まれており、コスメの香りがするタイプがほとんどです。
しかし、エタノールは濃度の高いアルコールなので鼻をツンとつくような刺激臭があります。
③皮膚へのダメージに注意
ジェルクリーナーの代用品であるエタノールを使うと、皮膚にダメージが残ることがあります。特に水分がほとんどない無水エタノールは、ジェルクリーナーの代用品としては優秀ですが肌への刺激が強いので注意が必要です。
エタノールが肌に付くと皮膚の水分が奪われてしまうことがあり、掃除などでエタノールを使用するときは手袋が必須であるほどです。肌の弱い方は代用品として使う前に、パッチテストを行うことをおすすめします。
④ボトルがおしゃれでない
ジェルクリーナーの代用品は、コスメではないのでボトルが可愛くないというデメリットもあります。ジェルネイルはおしゃれなアイテムを使用することで気分が上がりますが、代用品は薬のようなボトルであることがほとんどです。
そこで、ボトルのデザインが気になる方は、代用品を可愛いボトルに移し替えてみるのもおすすめです。コスメの詰め替え容器にはアルコールを入れてはいけないものもあるので、移し替えるときはアルコールがOKか確認するようにしましょう。
ジェルクリーナーの代用品を使うときのコツ
①コットンを使う
ジェルクリーナーの代用品を使うときは、コットンや専用のワイプスポンジを使うことをおすすめします。身近なティッシュなどを使う人が多くいますが、吸い取りが甘いので未硬化ジェルを綺麗に拭き取れません。
また、カラーの段階では拭き取りを行わないようにしましょう。アート中は、逆に未硬化ジェルがあることで密着度がアップします。未硬化ジェルを拭き取る作業は、最後のトップコートのみにするのがおすすめです。
②たっぷり染み込ませる
ジェルクリーナーの代用品は、コットンにたっぷり染み込ませて使ってください。量が足りないと綺麗に拭き取れず、ベタベタが残ってしまうことが多くあります。代用品をコットンがヒタヒタになるくらいたっぷり染み込ませることで、美しい仕上がりが期待できますよ。
③1度で拭きとる
ジェルクリーナーの代用品を染み込ませたコットンを爪に当てたら、できるだけ1度で拭き取るようにしましょう。ベタベタが残ってしまったときは数回拭き取る必要がありますが、ムラができたり曇ってしまう可能性があります。
代用品がたっぷり染み込んだコットンを爪にしっかり押し当て、グッと1度で拭き取るのが綺麗に仕上げるコツです。
④毎回綺麗なコットンで
ジェルクリーナーの代用品を染み込ませたコットンは、指ごとに綺麗な箇所を使うようにしましょう。コットンで拭き取った部分には未硬化ジェルがついており、染み込ませた代用品は少なくなっています。ジェルクリーナーの代用品が少ない状態では、綺麗に拭き取ることができません。
また、拭き取った未硬化ジェルが爪に付いてベタベタになってしまうこともあります。ツヤのある綺麗なネイルに仕上げるためには数枚のコットンを用意しましょう。
エタノールを使うときの注意点
①換気をする（*4）
エタノールを扱うときには、部屋の換気を忘れないでください。特に無水エタノールは、瞬時に空気中の水分を奪って蒸発する性質を持っていて、空気中にアルコール成分が残ります。それらを吸い込むと、喉や肺にダメージを受ける可能性があるのです。
ジェルクリーナーの代用品としてエタノールを使うときは、換気をして、マスクもつけることをおすすめします。そして、できるだけ短時間で終わらせるようにしましょう。
②火気厳禁（*5）
アルコール濃度の高いエタノールは、引火しやすい性質を持っています。そのため、火気のある場所で使うことは大変危険です。キッチンの近くで使ったり、使用中にたばこを吸うなどの行為は絶対にやめましょう。静電気も思わぬ事故につながることがあるので注意が必要です。
またエタノールは揮発性も高いので、フタを開けっぱなしにしていると空気中のアルコール濃度が上がります。使用中でなくても引火の危険性が増しますので注意してください。
（*4）（*5）の情報は、健栄製薬「無水エタノールを安全に使うためのルール」を参考にしました。
③手のお手入れを忘れずに
ジェルクリーナーの代用品としてエタノールを使った後は、手やネイルのお手入れをしっかりしましょう。先にも紹介したように、エタノールには水分を奪う性質があり肌にダメージが残ります。
未硬化ジェルをエタノールで拭き取った後は、ハンドクリームやネイルオイルでしっかりスキンケアしてくださいね。
ジェルクリーナーの代用品を上手に使おう！
未硬化ジェルを拭き取るジェルクリーナーは、エタノールやノンアセトンリムーバーで代用できます。代用品は手に入りやすくコスパも良いですが注意点もあります。この記事を参考にして、ジェルクリーナーの代用品を上手に使ってくださいね！
