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2023.02.17 BEAUTY

塩風呂は美容・ダイエットに効果あり!入浴方法から注意点までまとめてご紹介

塩風呂を利用した美容・ダイエット方法とは、どんなものなのか詳しく知りたいと思いませんか。塩を活用することで得られる意外な効果を、入浴方法とあわせて紹介します。気をつけておきたいポイントやデメリットもあるので、実践前に目を通しておきましょう。

口コミで話題の塩風呂は美容・ダイエットにいいの?

口コミで話題の美容・ダイエット方法に、塩風呂というものがあります。塩風呂とは、塩を溶かしたお湯に入る入浴法です。

塩は、主成分の塩化ナトリウムに、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを含んだ物質です。塩に含まれる成分に美容やダイエットに働きかけるものがあり、温泉のような効能が得られると、口コミなどで塩風呂が注目を集めるようになりました。

ただし、自宅で塩風呂を取り入れるには、正しい手順や注意点を知っておく必要があります。間違った方法だと、肌トラブルや浴室のダメージを招く可能性があるためです。安心して美容・ダイエット効果が得られるよう、ポイントを押さえておきましょう。

塩風呂が美容・ダイエットにいい理由は?

塩風呂ダイエットを始める前に、まず美容やダイエットとの関係についてチェックしてみましょう。正しいやり方でダイエットできるように、なぜ塩風呂がいいのか、理由を詳しく紹介していきます。

保温・保湿を助けてくれる

塩風呂が美容・ダイエットにおすすめな理由のひとつは身体の保温や保湿を助けてくれることです。塩に含まれる成分には、肌の表面に膜を形成する効果があります。肌をおおった膜は、からだの熱の放散を防いだり、水分の蒸発を押さえたりしてくれます(*1)。

塩風呂のもととなった「塩化物泉」という泉質の温泉も、塩分が主成分です。冷え性や乾燥肌に効能がある泉質で知られており、塩風呂にも同じ作用が期待できると注目を集めました(*2)。

(*1)は日本浴用剤工業会「入浴剤の効果とメカニズム」より、(*2)は日本温泉協会「温泉の泉質いろいろ」より参照しました。

血流をよくしてくれる

塩風呂は血流を良くして、美容・ダイエットにいい効果を発揮します。お風呂に入るだけでも血流良くなるうえに、塩がもつ保温効果も作用してくれるためです。お風呂と塩のダブル効果で、血流を促進させましょう。

発汗を促してくれる

塩風呂に入ると、いつも以上に発汗を促してくれます。塩化物泉に浸かって、よく汗が出ると感じたことがある方も多いことでしょう。塩がもつ保温効果が、発汗作用も促してくれるのです。

お風呂に入って発汗することは、身体にたまった老廃物を排出することにつながります。代謝アップにもなるので、塩風呂で効果アップさせながら、のんびり美容やダイエットに役立てていきましょう(*4)。

(*4)は、総合南東北病院「デトックスでからだキレイ!」より参照しました。

塩風呂ダイエットの入浴方法の手順は?

口コミで話題の塩風呂ダイエットで大切なのは、入浴の手順です。正しい手順で塩の美容・ダイエット効果を十分に引き出すようにしましょう。塩の溶かし方や入浴後のケアまで順番に紹介します。

塩を溶かした湯を張る

塩風呂ダイエットをするなら、まず塩を溶かしてお湯を張っていきましょう。塩風呂ダイエットでは、それなりの時間入浴することになります。健康のため、お湯の量と温度、塩の量に注意して準備しましょう。ぬるめのお湯を使えばリラックス効果がプラスされます。

塩風呂のためのお湯を張るときは、塩以外の入浴剤を併用しないようにしましょう。どのように成分が影響し合うのか予測できないため、肌に負担をかけないよう避けたほうが無難です。

    お湯の張り方
  1. 38~40℃のお湯を、半身浴できるていどに湯船に張ります。
  2. 大さじ3杯ほどの塩を入れ、お湯をかき混ぜながら溶かします。
  3. 塩がしっかり溶け、お湯の温度が36~38℃に下がれば準備完了です。

入浴とシャワーを繰り返す

塩風呂ダイエットでは、入浴とシャワーを繰り返すことを忘れないようにしましょう。シャワーには、身体についた塩分を洗い流す意味があります。入浴時間は、10分+10分で合計20分ほどがおすすめです。

入浴の合間に、リンパ節のマッサージをプラスすると、さらにダイエット効果が期待できるようになります。リンパ節があるのは、「首の両側面・鎖骨のくぼみ・脇の下・足の付け根・ひざ裏」などです。

    入浴とシャワーの手順
  1. 塩風呂に10分ほど浸かって汗を流します。
  2. 湯船から出て、シャワーで軽く塩を洗い流します。
  3. リンパ節を、痛みを感じないていどに揉んでマッサージします。
  4. もう一度、塩風呂に10分ほど浸かります。
  5. 湯船から出て、シャワーできれいに塩を洗い流します。

塩をよく落としてスキンケア

塩風呂ダイエットでは、必ず塩をきれいに洗い流してから出るようにしてください。洗い残しがあると、肌荒れの原因になる可能性があります。きれいに洗い流した後は、クリームなどを塗って丁寧なスキンケアをしましょう。

塩風呂ダイエットのやり方のポイントは?

塩風呂ダイエットでは、手順のほかに、気をつけておきたいやり方のポイントもあります。塩がもつ美容やダイエット効果を十分に発揮できるよう、以下のやり方を意識しておきましょう。

ミネラル成分の多い天然塩を使う

塩風呂ダイエットでは、ミネラル成分の多い天然塩を使うようにしましょう。塩風呂ダイエットの効果は、塩に含まれるミネラル成分の量に左右されるためです。

手に入れやすいのは精製塩ですが、精製塩はほとんどが塩化ナトリウムによって構築されています。他のミネラル成分がほぼ含まれていないため、塩風呂ダイエットには向きません。

塩風呂ダイエットのための塩は、成分表をチェックしてから購入しましょう。「天然塩」や「カリウム・マグネシウム・カリウム」といった記載があれば、ミネラルも含まれているため美容・ダイエット効果が期待できます(*6)。

(*6)は塩の情報室「塩と健康」より参照しました。

頻度は週に2~3回が目安

塩風呂ダイエットは、週に2~3回の頻度を目安にしましょう。美容にも効果があるやり方なので、毎日でも入りたくなりますが、入浴のしすぎはNGです。入りすぎはかえって肌の負担になるので、がんばりすぎないようにしてください。

また、週に2~3回といっても、続けて入るのもNGとなります。塩風呂ダイエットに入ったら、1~2日ほど間隔を空けることが大切です。続けて入らないように心がけましょう。    

お湯の温度と入浴時間を守る

塩風呂ダイエットのやり方では、お湯の温度と入浴時間を守ることも大切です。熱いお湯に長時間入っても、ダイエット効果が高まるわけではありません。また、健康面においても避ける必要があります。

塩風呂ダイエットでの適温は、36~38℃です。リラックス効果が発揮され、長時間お湯につかるのに適した温度になっています。逆に、42℃以上での長風呂はリラックスできず、身体の負担が大きくなるので注意が必要です。

塩風呂ダイエットの注意点やデメリットは?

口コミで話題の塩風呂ダイエットには、注意点やデメリットもあることを忘れてはいけません。塩風呂ダイエット始める前に、必ず注意点やデメリットに対処できるようにしてください。放置しておくと身体と湯船まわりへのダメージにつながります。

肌に負担がないかチェックする

塩風呂ダイエットの注意点として、必ず肌に負担がないかチェックすることが挙げられます。肌がデリケートな方だと、塩風呂でかゆみや赤みが出るというデメリットがあるためです。できれば入浴する前に、二の腕にお湯をつけてパッチテストをしてみてください。

また、塩風呂ダイエットでは塩水に浸かることになるので、身体に傷があるときはおすすめできません。塩水が傷にしみて、痛みを感じてしまいます。切り傷やすり傷などがある場合は、肌の負担にならないよう治ってから塩風呂に入るようにしましょう。

水分補給を忘れない

水分補給も、塩風呂ダイエットで意識しておきたい注意点のひとつになります。塩がもつ発汗作用によって、大量の汗をかくことになるためです。脱水症状というデメリットの可能性があるので、水分補給は忘れないようにしましょう。

塩風呂ダイエットでの水分補給は、入浴前だけでなく、入浴中にもできるように準備しておきましょう。ただし、キンキンに冷えた水を飲むのはNGです。身体が冷えて、せっかくの塩の保温効果が薄れてしまいます。常温の水または白湯を飲むようにするのがベストです。

湯船まわりのダメージに注意

塩風呂ダイエットの注意点には、湯船まわりのダメージというものもあります。例えば、自宅の湯船が大理石や木製の場合、塩によって変色したり変質したりするデメリットのおそれがあります。塩風呂は、ホーロー・ステンレス・強化プラスチックの湯船で行いましょう。

また、塩風呂ダイエットでは追い焚きは不可となっています。追い焚きをすると、塩水によって配管にダメージが与えられる可能性があるためです。

さらに、塩風呂に入った後の掃除にも要注意です。塩風呂をそのままにして放置すると、栓や鎖などの金属部分にサビが出ることがあります。湯船のお湯は捨てて、金属部分の塩分を水で洗い流すようにしましょう。

塩風呂ダイエットはやり方や成分に気をつけて効果的に

塩風呂ダイエットは、口コミで話題になり人気となった入浴方法ですが、やり方には注意が必要です。塩風呂ダイエットが気になる方は、紹介した手順や注意点を守って実行するよう注意するよう心がけましょう。入浴をゆったり楽しむのが長続きのコツです。