コーヒーフレッシュに含まれる糖質は?ダイエット中はカロリーや成分に気をつけよう!
ブラックコーヒーが苦手な方は、コーヒーフレッシュを使用することが多くなります。しかし、ダイエット中は糖質やカロリーが気になるのではないでしょうか?今回は、コーヒーフレッシュの糖質やカロリー、ダイエット中に使用する際の注意点も紹介しますので参考にしてください。
コーヒーフレッシュとは?
コーヒーフレッシュは、コーヒーやコーヒーゼリーなどに加える小さい容器に入った食品です。「コーヒーミルク」や「ポーションクリーム」とも呼ばれています。コーヒーに入れることで味をまろやかにしてくれるので、ブラックコーヒーが苦手な方でも飲みやすくなるのが利点です。
コーヒーフレッシュは、1回分ずつ小分けされているので手軽に使えます。しかし、ダイエット中は糖質やカロリーが気になる方も多いのではないでしょうか?コーヒーフレッシュにはどのくらいの糖質が含まれているのか、以下で解説していきます。
コーヒーフレッシュの糖質やカロリーは?
①糖質
一般的なコーヒーフレッシュの糖質は、5mlあたり約0.2gです。糖質の量は基本的に、炭水化物から食物繊維を引いた数値といえます。コーヒーフレッシュには食物繊維が含まれていないため、炭水化物の量が糖質の量です。
コーヒーフレッシュの代わりに他の商品を使用する場合、5mlあたりに換算すると牛乳は約0.24g、低脂肪乳は約0.27g、生クリームは約0.15gです。
コーヒーフレッシュと他の商品を比較しても糖質量は同程度ですが、一般的に牛乳や生クリームは5mlより多く使用されます。コーヒーフレッシュは、1回に1個のみ使用するのであれば糖質量は0.2gなので、糖質制限中も影響を与えにくいと言える量です。
食品名 | 量 | 糖質量 |
コーヒーフレッシュ | 5ml | 0.2g |
牛乳 | 200g | 9.6g |
低脂肪乳 | 200g | 11.0g |
生クリーム | 100g | 3.1g |
②カロリー
一般的なコーヒーフレッシュのカロリーは、13kcalです。他の食品をコーヒーフレッシュの代わりに使用する場合、5mlあたりで換算すると牛乳は3.2kcal、低脂肪乳は2.21kcal、生クリームは11kcalになります。
一度に他の食品も同量使用する場合と比較すると、コーヒーフレッシュはカロリーの高い食品です。しかし、他の食品は5mlより多く使われることがあるため、カロリーもその分高くなると考えられます。
コーヒーフレッシュのカロリーは高くても、1回に使用されるのは少量です。コーヒーフレッシュのカロリーを消費するため、ダイエット中は適度な運動を取り入れるとエネルギーを消費できます。
コーヒーフレッシュの1個分のカロリーは、ゴミ出しや皿洗いの日常生活における行動を5分程度行えば消費できるエネルギーです。ジョギングや水泳であれば、2分前後で消費できます。
食品名 | 量 | カロリー |
コーヒーフレッシュ | 5ml | 13kcal |
牛乳 | 500g | 320kcal |
低脂肪牛乳 | 500g | 221kcal |
生クリーム・乳脂肪 | 200ml | 441kcal |
行動 | 1回あたりの時間(分) | 体重50kg | 体重60kg |
ゴミ出し | 5 | 11 | 13 |
皿洗い | 10 | 20 | 24 |
入浴 | 20 | 35 | 42 |
ジョギング | 20 | 123 | 147 |
水泳/平泳ぎ | 10 | 88 | 105 |
上記の情報は「eatsmart・コーヒーフレッシュ」「資格のキャリカレ・糖質が多い食べ物とは?糖質量一覧|食品名別早見表」「TANITA カロリズム・消費カロリー早見表」より参照しました。
コーヒーフレッシュに含まれる成分
①主な成分は植物性油脂
コーヒーフレッシュの主な成分は、植物性油脂です。水と油が混ざりやすいように、乳化剤を入れています。乳製品と思われがちですが、乳脂肪は一切含まれていない植物性油脂食品です。
ほかにも、増粘多糖類・カラメル色素・pH調整剤・香料が含まれています。増粘多糖類は複数の糖からできた水溶性多糖類で、高い粘性があることからミルクのようなとろみをつけるために使われている成分です。
カラメル色素は、糖を熱処理で分解させることでできる着色物質です。コーヒーフレッシュの成分に加えることで、クリームのような色味やコク、香りづけに使われています。
pH調整剤は、食品の適切なpH領域に保つために使用される食品添加物です。pHとは、液体の状態が酸性かアルカリ性かを表す数字を言います。食品の品質の安定や色調安定、保存料や酸化防止剤の効果を高めるために使われる成分です。
上記の情報は「あいち産業科学技術総合センター・増粘多糖類」「オルガノフードテック株式会社・増粘多糖類」「独立行政法人 農畜産業振興機構・カラメルのはなし」「co-op・pH調整剤とは何ですか。どんなも目的で使うものですか。」より参照しました。
②糖質以外の栄養成分
コーヒーフレッシュの栄養成分は、糖質以外にたんぱく質、脂質、食塩相当量などが含まれています。カロリーのほとんどは脂質であることが、太りやすいと言われる点です。ダイエット中で脂質を控えている方は、摂取量に気をつける必要があります。
コーヒーフレッシュを1日1個の使用では、脂質の量は1.3g程度のため、適度な有酸素運動で消費できます。例えば、ウォーキングやジョギングなどの運動を取り入れてみましょう。室内での運動であれば、踏み台昇降やラジオ体操もおすすめです。
栄養素 | 含有量 |
たんぱく質 | 0.2g |
脂質 | 1.3g |
炭水化物 | 0.2g |
食塩相当量 | 0.12g |
上記の情報は「eatsmart・カロリーチェック」「glico・脂肪燃焼のメカニズムを知っていますか?」より参照しました。
コーヒーフレッシュを使用するメリット
①長期保存が可能
コーヒーフレッシュは、牛乳や生クリームなどと比較すると衛生管理がしやすく、長期保存が可能な商品です。牛乳や生クリームは賞味期限が短く、開封後は早めに使い切らなければなりません。
コーヒーフレッシュは1回分ずつ小分けされているため、開封してから期限内に使い切りやすいのが大きなメリットです。また、冷蔵庫に入れず常温で保存できるため、保管しやすいという特徴もあります。
②コスパが良い
コーヒーフレッシュは、単価が安くコスパの良い商品です。1回分のコーヒーフレッシュの値段は、10円前後になります。1日3回使用しても30円前後なので、手軽に利用できる食品です。長期保存できることから、無駄にすることもありません。
コーヒーフレッシュの注意点
①トランス脂肪酸が含まれている
コーヒーフレッシュは、植物性油脂のトランス脂肪酸が含まれた食品です。トランス脂肪酸とは脂質を構成する成分の脂肪酸の一種で、植物油を高温にし、脱臭する工程で生じます。
トランス脂肪酸を摂りすぎると、体に不調をきたすことや肥満につながると言われているため、摂取量に注意が必要です。ただし、1日の摂取量を総エネルギーの1%未満にすれば問題ないと言われています。
トランス脂肪酸が含まれた食品はマーガリンやショートニングがありますが、日本人の食生活では摂取量が少ない成分です。通常使用する場合は問題ありませんが、脂質の多い食事をしている方は、過剰摂取にならないように注意しましょう。
成分が気になる方は、トランス脂肪酸が含まれないコーヒーフレッシュを使用しましょう。
上記の情報は「厚生労働省・トランス脂肪酸に関するQ&A」より参照しました。
②食品添加物が含まれている
コーヒーフレッシュは、水と油に食品添加物を加えた食品です。大量に摂取すれば、体に不調をきたす可能性があります。コーヒーフレッシュは、複数の食品添加物を含むため、摂取量に注意が必要と言われる食品です。
ただし、食品添加物には一生食べ続けても健康には問題がないと認められた、1日あたりの摂取許容量が設定されています。この量を超えなければ体に不調をきたす可能性は低いので、摂取しても問題ありません。
上記の情報は「かんぽ生命・食品添加物は本当に危険?知れば納得の正しい基礎知識教えます」「MOTTO!食品衛生・食品添加物」より参照しました。
③飲みすぎるとカロリー過多になる
コーヒーフレッシュは1日に何度も使用したり、1回にいくつも入れたりするとカロリーの摂りすぎになることがあります。ダイエット中にカロリー制限をしている場合は、過剰摂取になることもあるため注意が必要です。
また、砂糖を使用している場合は、1日の摂取エネルギーが消費エネルギーを超えることがあります。1回に1個の使用であれば6kcalなので、摂取エネルギーの過剰にはなりにくいでしょう。
ダイエット中にコーヒーフレッシュを使用する場合は、摂りすぎないよう注意しましょう。
ダイエット中のコーヒーフレッシュの代用品
コーヒーフレッシュの配合成分やカロリーが気になる方は、代用品の使用をおすすめします。ダイエット中も利用しやすい食品を紹介していますので、参考にしてください。
①牛乳
コーヒーフレッシュの代用品には、牛乳がおすすめです。良質なたんぱく質やカルシウム、ビタミン類などをバランス良く含んでいるため、体のコンディションを整える効果が期待できます。
お腹のどんより感を解消する効果もあるとされ、美容や健康にも役立つと言われる食品です。ダイエット中に心配なカロリーもコーヒーフレッシュより少なく、安心して使用できます。
上記の情報は「わかさの秘密・牛乳」より参照しました。
②スキムミルク
コーヒーフレッシュの代用には、スキムミルクもおすすめです。たんぱく質が多く、脂質が少ない食品のため、ダイエット中の摂取に向いています。
また、コーヒーフレッシュには含まれないカルシウムも多い食品です。骨や筋肉を作るための元になる成分で、丈夫な体作りに役立つことが期待できます。
上記の情報は「わかさの秘密・カルシウム」より参照しました。
ダイエット中のコーヒーフレッシュは適切な量に抑えましょう
コーヒーフレッシュは糖質やカロリーが高めですが、1回の使用量が少なく、ダイエットへの影響を与えにくい食品です。コーヒーの味をまろやかにし、飲みやすくしてくれます。ダイエット中のコーヒーフレッシュは、適量の摂取を心掛けましょう。