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2023.02.10 BEAUTY

肌が弱いのは敏感肌体質かも?その特徴や注意すべき点、改善対策について

急に肌がヒリヒリしたり、かゆみや吹き出物を繰り返したり、「肌が弱い」と感じる人は少なくありません。もしかしたら「肌が弱い」のは敏感肌の体質になっているからかもしれません。その特徴や注意すべき点を理解して健やかな肌を取り戻すための改善対策を以下にてご紹介します。

肌が弱いのは敏感肌体質のせい?

今まで使っていた化粧水が急に合わなくなったり、何度も肌トラブルを繰り返したり、肌が弱いと感じるのは、実は敏感肌体質のせいかもしれません。

肌の状態は大きく分けて、健康肌・不安定肌・敏感肌・疾患肌の4つに分類することが出来ます。その中で、敏感肌は「些細な刺激にも反応してしまうほど、肌が弱い状態」のことを言います。顔だけでなく、ひじやお腹など、体のさまざまに部位に起こるのも特徴です。

一時的に肌が弱い状態ではなく、何度も肌トラブルを起こしてしまうのが「不安定肌」との違いです。しかし「肌が弱い」からと諦めてしまうのはまだ早いです。正しい方法でケアを行えば、肌の弱い「敏感肌体質」を改善していくことが出来ます。

どんなことに注意して肌の対策ケアをすれば、肌の弱い「敏感肌体質」を改善できるのでしょうか?

肌が弱い「敏感肌」の特徴とは?

カサつき

肌の弱い人の特徴としてまず上げられる特徴が、肌のカサつきです。肌がうるおいを失って皮膚の表面の皮がめくれやすく、カサカサとした状態になります。また、洗顔後に肌の突っ張り感が強くなったり、さらに症状が進むと、白い粉をふいたりします。

上記の情報は「持田ヘルスケア株式会社・フェイスケア」を参照しました。

吹き出物

吹き出物とはいわゆる「ニキビ」のことです。10代の頃にできる「思春期ニキビ」と、20代以降にできる「大人ニキビ」に分けることが出来ますが、この吹き出物も肌の機能が低下し、肌が弱いときに繰り返し現れる症状です。

思春期ニキビは主に頬や額、大人ニキビは口や顎も周りに出来やすいのが特徴です。

上記の情報は「VoCE・肌荒れの原因と対策を症状別に解説!赤み、ブツブツ、にきび、吹き出物……etc.【美容のきほん⑥】」を参照しました。

肌の赤み

肌全体が赤く、ヒリヒリする状態も肌が弱い「敏感肌」の特徴です。肌の赤みの原因は、外部からの刺激によって皮膚の下で起こる炎症と、その刺激に反応して起こる毛細血管の拡張のふたつに大きく分けられます。主に小鼻や頬に症状が出やすいのが特徴です。

赤みの症状が悪化すると、洗顔後に肌がヒリついたり、化粧水がしみたり、さらなる肌トラブルの原因につながる可能性もあるので、肌の色味が崩れてきたら注意が必要です。

上記の情報は「『医肌研究所・肌荒れで肌に赤みが出るのはなぜ?予防・改善は可能?』『自分磨きナビ・肌のごわつきは改善できる?ごわつきの原因と対策法をご紹介』」を参照しました。

湿疹・かゆみ

肌に盛り上がったぶつぶつがたくさんできる湿疹や、その湿疹によって引き起こされるかゆみも、肌が弱いときに起こる特徴の1つです。

皮膚の中に異物を感知すると、免疫機能は「ヒスタミン」などのかゆみの伝達物質を分泌し、皮膚に異常が起きていることを脳に知らせます。これにより強いかゆみを感じるのですが、このかゆみは顔だけでなく、首筋やお腹周りなど肌の弱い場所に繰り返し刺激を受けやすい症状です。

上記の情報は「ヒフノコトサイト・湿疹(皮膚炎)でかゆみが起きる原因は?かゆみを伴う皮膚疾患とその対処法」を参照しました。

肌が弱い「敏感肌」の人が注意すべき点は?

肌の弱い「敏感肌」が起こる原因には「肌のバリア機能」が深く関係しています。この「肌のバリア機能」が低下すると、外部からの異物が侵入しやすくなるため、肌が刺激を感じて過敏に反応してしまうというわけです。

では、肌のバリア機能を低下させないためにも、肌が弱い人はどんなことに注意をしたらよいのでしょうか?

乾燥

肌のバリア機能の低下と大きく関係している要因に乾燥があります。空気の乾燥している冬だけでなく、夏でもエアコンによる室内の乾燥や、熱めのお風呂に入るなど、季節を問わず肌が乾燥にさらされる機会は多いです。

また乾燥肌は肌の弱い「敏感肌」の原因の中で特に多いとされており、注意が必要です。

上記の情報は「くすりと健康の情報局・敏感肌の原因」を参照しました。

加齢

肌が弱い「敏感肌」は年齢とも関係しています。加齢により、肌のバリア機能と保湿機能の維持に必要な酵素は低下してきます。

一方肌がカサついたり、ヒリヒリしたり、肌が弱い状態のときはこの酵素の働きが弱まっているのですが、年齢を重ねることで、皮膚は肌の弱い敏感状態になってしまうというわけです。

また、バリア機能が低下した肌の弱い状態は、外部からの刺激を受けやすいので、肌の老化スピードも早くなってしまいます。

上記の情報は「dproguram・加齢で肌が敏感になる⁉始めるべき予防策とは?」を参照しました。

間違ったスキンケア

間違ったスキンケアの方法も肌が弱い人は注意が必要です。間違ったスキンケアとは「肌に刺激を与えてしまう」ケアのことです。この方法は肌の乾燥とも関係してきます。

肌に潤いを与えたいからと化粧水を強くパッティングしたり、「肌を清潔に保ちたいから」とゴシゴシと洗顔したりすることはよくないです。また、熱いお湯やシャワーなどで顔を洗い流すのは、逆に肌の負担にもなってしまうので注意しましょう。

肌が弱いときほど、スキンケアの方法を見直してみましょう。

上記の情報は「meiji・季節の変わり目・体調で肌が荒れがち。原因と対策を知ってすべすべ肌に」を参照しました。

ターンオーバーの乱れ

健康な人の肌は通常、約6週間で細胞が入れ替わりますが、肌の弱い状態が続くと、身体はターンオーバーを早めて表面に新しい細胞を作ろうとします。

しかし、本来のペースよりも早く作られた角質細胞は未熟なため、肌を守るバリア機能が十分に機能しません。そのため肌の弱い状態が続きやすいというわけです。

上記の情報は「くすりと健康の情報局・敏感肌の予防」「はなふさ皮膚科・敏感肌は治せる?特徴と原因を知って肌質を改善」を参照しました。

生活習慣の乱れ

運動をする習慣がない、睡眠不足といった生活習慣の乱れにも肌が弱い人は注意しましょう。生活習慣が乱れることにより、身体の新陳代謝も低下します。この体の新陳代謝は肌のターンオーバーとも関係が深く、健康的な肌が弱い状態を改善する方法につながります。

上記の情報は「はなふさ皮膚科・敏感肌は治せる?特徴と原因を知って肌質を改善」を参照しました。

肌が弱い「敏感肌」を改善する対策とは?

正しいスキンケア方法

肌の弱い状態を改善するには「肌に刺激を与えない」スキンケアをしましょう。クレンジング剤は肌に負担の少ないミルクタイプや水タイプのものを選び、マスカラやリップなどのポイントメイクはあらかじめ専用のリムーバーで優しくオフしておくのがおすすめです。

洗顔料は泡立ちの良いものを選び、ゴシゴシ擦らず、たっぷりの泡でなでるようにして洗いましょう。肌が弱いときは刺激に敏感なので、刺激の少ない石鹸がおすすめです。洗い流す際は、38度程度のぬるま湯ですすぎ残しのないようにしましょう。

また洗顔後はすぐに化粧水で水分を与え、クリームや乳液の油分でフタをして乾燥対策をしましょう。一方肌が弱い状態のときは、パッティングやコットンは衝撃や摩擦が肌の刺激になるので要注意です。たっぷりの化粧水を肌に押し込むようにハンドプレスするのが良いでしょう。

さらに、肌が弱いときは高保湿、低刺激のものを選ぶと良いです。レチノールやアルコールを含んだ化粧品は強い刺激を感じることがあるので注意が必要です。同じく、洗顔料、クレンジング剤の成分にも注意して選ぶようにしましょう。

上記の情報は「hadato・スキンケアの正しいやり方|皮膚科の先生に聞いた美肌を叶える基本ケア」「はなふさ皮膚科・敏感肌は治せる?特徴と原因を知って肌質を改善」を参照しました。

生活習慣の改善

肌が弱いときは、肌のバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れた状態となっています。ターンオーバーを整えるためにも改善して欲しい生活習慣ですが、特に意識したいのが質の良い睡眠です。

睡眠時に分泌される成長ホルモンは新陳代謝を促進し、肌のダメージを修復してくれる効果があります。この成長ホルモンの分泌は入眠後の2〜3時間にピークを迎えると言われており、入眠時、いかに早く深い眠りにつけるかが鍵となってきます。

その為にも、食事は寝る3時間前にすませ、入浴も就寝の2〜3時間前が理想的です。過度なアルコールや、カフェインの多いコーヒーや緑茶、チョコレートなどの摂取も控えた方がよいでしょう。

また、日中の適度な運動は、血流改善やストレス発散になるだけでなく、質の良い睡眠にもつながるのでおすすめです。

上記の情報は「e-ヘルスネット・快眠と生活習慣」「e-ヘルスネット・ノンレム睡眠」を参照しました。

外部刺激に注意する

紫外線や花粉、温度や湿度の変化、ハウスダストといった外部刺激にも注意しましょう。特に肌が弱いときは自分の汗さえも刺激になってしまいます。清潔なタオルなどでこまめに優しくふいて、常に清潔な肌の状態を保ちましょう。

近年ではマスクをする生活が日常となり、マスクによる摩擦で肌の弱い状態が続き、炎症をくりかえす人も少なくありません。肌に優しいコットン100%の肌触りが良いマスクを選んだり、抗菌、抗ウイルス加工がしっかりとされているマスクを選んだりすると良いでしょう。

また、摩擦による肌の弱い部分には、クリームを重ね塗りするなどしっかりと保湿することも重要です。

上記の情報は「NOV・敏感肌・乾燥肌のスキンケアで大切なこと」「beautywalker・【敏感肌におすすめマスク5選】肌に優しく菌はしっかりブロック!マスクによる肌荒れ対策もご紹介」を参照しました。

栄養バランスの取れた食生活

栄養バランスの取れた食事をすることも、肌が弱い「敏感肌」を改善する対策には欠かせません。野菜を摂らずに肉類だけといった偏った食事、また甘いものや脂肪の多い食事などの摂りすぎは肌が弱い症状を悪化させやすいと言われています。

肌細胞を生成するのに大切な栄養素であるたんぱく質を多く含んだ、魚、肉、大豆類を中心に、野菜や果物も毎回取り入れ、栄養のバランスが取れる食生活を心がけましょう。

またビタミン類も肌と密接な関係があります。コラーゲンの合成に必要なビタミンCや「美容のビタミン」と呼ばれるビタミンB2、免疫機能の強化や、抗酸化作用のあるビタミンEやビタミンAなどを含んだ食材を意識的に摂ると良いでしょう。

上記の情報は「くすりと健康の情報局・敏感肌の予防」「Kracie・カラダの中からアトピーを改善!アトピー性皮膚炎の原因とおすすめの食べもの・生活習慣アドバイス」「AJINOMOTO・わかりやすい栄養成分解説」を参照しました。

原因を押さえた改善方法で肌が弱い「敏感肌」体質を改善しよう

肌が弱い「敏感肌」になってしまう要因はいくつかありますが、正しいケアを行うことで肌が弱い「敏感肌」の体質を改善し、本来の健やかな肌を取り戻すことが出来ます。また、その方法は健康な肌を取り戻すだけでなく、健康な身体作りにもつながります。

できることから少しずつ取り入れて、肌が弱い「敏感肌」体質を改善につなげましょう。